2012年12月31日 from
今年は外国に3回行った。アメリカはニューヨーク、オーストラリア、そしてトルコ。どの旅も一週間程度の長丁場だったけれども、どれが佳かったかと言えば、文句なしにトルコだ。
そのトルコに僕が行った理由が、まだトルコ編で明かされていない。詳しくは年を越えてから書くけれども、この阿佐ヶ谷イズミルの女将であるエリフが始まりなのだ。そうなのだ。ということで、今年の締めくくりはイズミルだったのである。
イズミルと出会ってからもう8年経つんだな。ブロガーのおうさるさんに連れて行ってもらったのが縁だった。その間、料理を主に作っていたスレイマンが帰国し、ある時点からエリフ本人が料理をするようになった。しかし面白いもので、味はどんどん良くなっている。
カルシュク・メゼ(前菜盛り合わせ)、ピントが合っている中央のメゼは、鶏肉を使った新しいものだ。毎年メニューが増えているから、またメニュー写真取り直さないといけないかもしれんなぁ。
そして、イズミルを初めて訪れる人は頼まないかもしれないが、この「チョルバ」をぜひ試して欲しい。チョルバはスープ、日本で言う味噌汁のようなもので、僕のトルコ滞在中至る所でこれが出てきた。どのチョルバも一様ではない。豆をとろとろにしたもの、トマトベースのもの、スパイシーな汁などいろいろあった。
イズミルの定番はレンズ豆だが、トルコ独特のスパイスが溶かし込まれていてとても美味しい。そのままのむのではなくて、レモンを絞り入れて呑むといきなり色彩豊かな味わいとなるのだ。ぜひ試してみて欲しい。
これ、ピッツァの源流といわれる「ピデ」。舟形の形で野暮ったく見えるが、生地はとても薄くて、具材を中に入れている。
この日の中身は長ネギに挽肉、卵をメインにしたもので、これまた独特のスパイス使いで、一筋縄ではいかない美味しさにビックリしてしまった!
そしてメインはドネルケバブだ。
この店のドネルは旨いよぉ〜 その辺の、ピタパンに千切りキャベツで食べるやつとは全然違う!ラフマージュンも食べたかったけれども、この日は腹八分目で終えることに。
そして、これもトルコ旅行中にすっかり好きになってしまった、トルコのスイーツ群。とくに真ん中のピントが当たっているやつは初めて食べたが、日本人ならダレでも好きな焼き菓子の味だ。エリフ、シンポしてるねぇ〜
実はエリフ、今回のトルコ旅行で我々の世話を焼いてくれたトップシェフのアソシエーションから、日本代表のエグゼクティブ・シェフの称号を贈られたのである!
「いいの?私で!?」
と笑うエリフだけれども、もちろんあなたこそがそうなるべきだぜ!
ということで、今年の外食締めくくりはイズミルでした。年が明けたら、トルコ編、それもまだ二日目(!)からスタートだ。さあ、今年もあと二時間だなぁ〜
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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