2012年10月24日 from 出張
■撮影 オリンパス OM-D ZD35mmマクロ FL-36R
いやーまたみつけちった。バーです。ニシタチ界隈の夜、僕はここOakにいた。
というのも、マスターの岩切さんのカクテルが気に入ったからだ。
実はこの日、仕事の関係で、なぜか創作カクテルコンテストのオブザーバーとして出席することになった。宮崎市をイメージしたノンアルコール・ロング・ショートの三種のカクテルを、地元のバーテンダーさん達に創作してもらい、コンテストを開催するということをやっているのだ。
これらの作品のなかで、僕が「おっ」と思ったカクテルを作ったのが岩切さんだ。善は急げ、ということで、その夜ぼくは仕事先の人達とOakに足を運んだ。
この店では断然フルーツカクテルが旨い。宮崎県産のレモンや柿など、フレッシュフルーツをふんだんに用意して、地の味をできるだけ出そうとする姿勢。それもそのまま使うだけじゃなく、自家製のシロップやリキュールを作る凝りようだ。
このビターレモンは来年頃に呑めるね、とのこと。早く呑みたいね!
さて、実はこの日はもう腹一杯中華を食ってしまっていたんだけれども、実はこの店、ランチもやっている(いつねてるんだ!?)とのこと。フード担当は奥様。
「意外にね、カレーが評判いいんですよ。」
マジ? カレーと聴いたら、看過できないよ! ということで翌日の昼、また僕はOakに足を運んだのだ。
昼の繁華街はなにかものさびしい。あたりは全部夜に備えてしまっているのに、Oakだけがあいていた!
ランチタイムはパスタセット、この日は自家製ミートソースに宮崎産バジルのソース、アマトリチャーナの三種。そして、カレーもあります。
きけば奥様、料理は自己流とのことだが、じつにセンスがいいので、岩切さんはいまや彼女にすべてを任せているという。
にんじんサラダのドレッシング、美味しい!南九州はこの手の手造りニンジンすり下ろしドレッシングに出会うことが多いのだけども、はずれることがない。ご覧の通り量も十分なサラダです。そして、アマトリチャーナ!
「そうなんですよ、私、ミートソースって甘辛いのが好きなんです。宮崎県人の味覚ですかね!?」
と奥様笑うが、確かにそうだと思う。宮崎はドレッシングもタレもなにもかもが甘辛い。これがビックリするほどに愛媛県とよう似とるんよぉ(笑)
さあそして主役のカレーだ!(もちろんランチは全て単品です。俺が二皿頼んだだけ)
すっげーとろとろ感たっぷりの外観である。なんだかガンジスカレーに近いものがあるなぁ、とおもったら、「そうなんですよ!私たちの子供から食べ慣れたカレーってガンジスカレーの味なんです!だから私もトロトロのカレーが好きで、、、」という!やっぱりそうかあ!
でもこの味わいは実にオリジナル。ネッチリねとねとのルーからは、ガンジスカレーのような甘さではなく、スパイシーな香りが立つ。それと、ガンジスカレーのピーナツではない、なにか香ばしいコクのあるナッツの香りが。
「うちはカシューナッツなんですよ。ガンジスさんはピーナツバターなんですか!?なるほど、それであのコクなんですね、、、」
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
本サイトの著作権はやまけんが保持します。出版物・放送等に掲載される場合はご連絡を下さい。トラックバックはご自由に。