2012年10月 8日 from
僕もよく出席しているNPO法人野菜と文化のフォーラムにて、表題のセミナーが開催される。
50℃洗いは最近いろんなところで取り上げられているが、食材の下準備としての利用法だけではなく、農作業にも応用できるのではないか、というのがこのセミナーの面白い着眼点だ。関心のある人は同フォーラムのWebをご覧下さい。
昨今、テレビや雑誌、書籍などで一大ブームを巻き起こしている"50℃洗い"。50℃で食材を洗えば、食材が生き生きとよみがえり、アクやイヤな臭いもなくなり、しかも鮮度保持に役立つという画期的な調理の手法です。メディアで効果を目の当たりにしたり、既に実践している方も多いことでしょう。"50℃洗い"は、調理の下ごしらえとして定着しつつあります。
しかし、"50℃洗い"は、調理の下ごしらえの手法にとどまりません。
平山氏によると、50℃の刺激は、生体を傷つけることなく、ミラクルともいえる変化をもたらす絶妙な温度。これを農業、加工、流通などの様々な場面に取り入れることによって、野菜は、従来では考えられない、驚くほどの可能性を秘めていることが示唆されています。
例えば…
土壌に50℃の湯を散布することで、連作障害が起きなくなる
播種の前に種を50℃につけると発芽率が上がる
収穫後に50℃につけると、糖度が落ちにくく、鮮度保持に役立つ 等々
これらはその効果の一端で、全国各地で様々な試みがスタートしています。
今までの常識とはあまりに違い、世界でも前例のない手法なだけに、平山氏ご自身も、成果をオープンにしながら、野菜に関わるあらゆるジャンルの方々と可能性を探っていきたいという意向です。今回は、平山氏の講演に加えて、既に実践なさっている料理研究家、生産者のお話もうかがいます。
席に限りがありますので、ふるって、早めにお申し込みください。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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