2012年9月20日 from カメラ
説明、あまり要らないよね?海外で開催されているカメライベント「フォトキナ」にあわせて発売がアナウンスされた、オリンパス純正のマイクロフォーサーズ用マクロレンズである60mmF2.8 の登場だ。いろいろな偶然が重なって、うちに10日間ほど来てくれることとなりました。
それにしても各カメラメーカーのこの秋の陣、素晴らしいカメラやレンズのラインナップが発表されまくっている。感動的で目移りするが、その中でも驚くのがマイクロフォーサーズ機関連のボディとレンズの充実ぶりだ。
パナソニックはプロ~ハイアマチュア向けのGH5を発表し(すげーよさそう!)、そしてレンズにはこれまた待望の35-100mmF2.8を発表。これ、欲しいぜ。それに、かのレンズメーカーのシュナイダーまで、マイクロフォーサーズ用のレンズの開発計画を発表している。こちらも超弩級レンズばかりだ。
マイクロフォーサーズはボケが少ない少ないと言われ続けてきて、確かに35mmフルサイズと比べれば被写界深度が深めでボケは不利だった。でも、それはF5.6以降の話であって、F2.8より明るいレンズを使えば、バッチリいい感じのボケが得られる。オリンパスの45mmF1.8の登場は、それを実感させてくれるものだった。
でも、オリンパスのレンズで定評があるのはやっぱりマクロ。純正マクロが出ないかなぁと待っていた人は多い。パナソニックからライカブランドの45mmF2.8が出ていてこれも喉から手が出るほどに欲しいんだけど、ファンとしてはやっぱりオリンパスのを待っていたのだ。
そして出たのがコイツだ。
左手前のレンズが60mmF2.8マクロだ。左側は標準ズームの12-50mmで、大きさはほぼ同じ。どちらもムチャクチャ小さい。一番後ろにあるのはフルサイズ用のタムロン90mmマクロで、これも小さい部類のレンズなんだけど、マイクロフォーサーズ用と並べたら断然に小さいのだ。
装着するとこんな感じ。
きりっとした面構えだ。鹿もこのレンズ、距離指標窓がついている。フォーカスリミッターも3段階着いているというゴージャスさだ。これで実売価格が5万円以下なのだから、それだけで間違いなく買いであります。
このレンズ、別売りで専用フードが着いている。装着するとこんな感じにびよーんと延びるのだが、、、
なんとこの装着した状態のまま、ボディ側にスライドさせることができる!
これがめいっぱいスライドさせた状態。つまり、この状態でレンズキャップをしてカメラバッグに入れておけると言うことだ。焦点距離の関係上、フードにもかなりの長さがあるのだが、これなら使いやすい。
ボディにつけても撮影。
レンズフードを根本に。
こんな感じだ。
さて、それはいいから写真を!という人もいるでしょう。実はいまさっき事務所に戻って、これからTBSラジオデイキャッチに出なければならないので、時間がない、、、けど撮った。
ライティングして撮ろうと思ったら、OM-Dには外付けフラッシュのシンクロ接点がないんだった!のでまずは自然光で。被写体は雑穀のアワの穂。岩手県岩泉町から送ってもらったものだ。
■OM-D 60mmマクロ F2.8 自然光(グレーカードで後調整) 1/80 ISO800
最短撮影距離での撮影だ。ISO感度高いのはゴメン、手持ちだからです。けど、これ、すっごくいいんじゃないかあ?申し訳ないことに時間内のでいつもの現像処理なのでシャープネスかけちゃってるけど。それがなくても十分鮮鋭な写真になってるはず。
ちなみにアワの穂の大きさはこの写真でご判断を。
この写真ももちろん60mm。 おおお いいねえ!
ただやっぱり35mm版で120mmという長い玉になるから、すこし使いにくい部分は出てくるかもしれない。僕のように料理を撮る場合、単品を撮すならいいが、3品とかを並べて撮るのはけっこう大変かもしれない。
けど、けど、凄いレンズだと思う。
これからラジオに出て、そのまま宮崎に出張。このレンズを持って行きます。レポートを乞うご期待。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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