2012年8月28日 from
僕の所有する短角和牛「ひつじぐも」の産んだ子の三頭目となる「草太郎」が肉になりました。この草太郎を、ドライエージングにしたロース、そして他の部位も含めて食べる会を、京都のきたやま南山さんが企画してくれました。
なんと、イタリアンの「サルティンボッカ」シェフの木村さんの協力を得て、焼肉とイタリア料理の二通りの楽しみを一度にすることができるというイベントです。席はまだありますので、ぜひおいで下さい。もちろん僕も参加します。17時半より少しお話しをします。その後、みなさんで食べる会を開催します!
草太郎のお肉の成績ですが、枝肉重量は430kg、骨と内臓を抜いた後の正肉重量が306kg。等級はA2です。立派に育ってくれた草太郎君と、生産をしてくれた畠山さんに感謝です。ありがとうございました!
草太郎は、その名の通り「草を中心とした粗飼料だけで育てるゾ」というコンセプトで肥育してもらった短角和牛です。畠山さんご夫妻は、デントコーンサイレージ(餌用とうもろこしを茎や葉ごと発酵させた飼料)と小麦フスマを中心とした粗飼料で牛を肥育しておられます。
これがデントコーンを発酵させたサイレージ。黄色いコーンの粒と、裁断したコーンの茎や葉が古漬けのように酸っぱい香りになっています。この香りが懐かしくて美味しそうなのです。僕は実際に食べます。人間が食べて嫌な気分になる餌は牛にもよくない、と教わったから。このサイレージはとても美味しい!
上は2010年12月、まだ牧野を降りて牛舎に入りたての頃の草太郎。首にビニール紐を巻いてるのが彼です。この首巻きを目印にしてたんですね。他の牛とは別に、徹底して粗飼料だけを食べてもらうためです。
彼が育った岩泉町は、こーんな雄大な山と川に抱かれた自然の中にあります。
詳しくは過去ログを↓
■草太郎は元気でした。畠山利勝さんご夫妻の愛に包まれ、どんどんでかくなっておりました、、、
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2010/12/post_1628.html
ということで、この草太郎の肉をいただく会です。今回のポイントは「ドライエージング」であること。ドライエージングに関しては、近江牛を扱う「サカエヤ」の新保さんが熟成をしてくれています。
以前、新保さんの熟成肉を食べましたが、じつに素晴らしい風味がついていました。ので、草太郎がどうなっているのかすっごく楽しみ!
ということで、関心のあるかたはぜひお申し込み下さい。南山のWebで申込み可能です。まだ席はありますが、早めのご連絡をお薦めします。
■イベント告知&申込ページなんかすでにFacebook経由で、東京から駆けつけてくれる方が大勢いるもよう。ありがとうございます!まだお逢いしたことのない方、ぜひご一緒しましょう!お待ちしてマース!
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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