いやー 実は今夜 1:00AMより、六本木の某店にて秘密会議を持つことになっていたんだけど、いまさっきドタキャンされてしまいました(涙)
ということで、収まりがつかないので一本書きましょう。
写真は、僕の会社の事務所がある日本橋小舟町(こぶなちょうと読みます)に忽然と現れた石窯ピッツァの新鋭「イル・タンブレッロ」である。ピッツァ好きだけども、わざわざ食べに行くというのは僕の基本行動の中にはない。しかし、事務所近隣を歩いていたら、なにやらよさげな店が、、、とフラッと入ってみたら、じつに実に本格的な窯で焼いてるじゃないか!
ランチ時だったのでふらりと入って食ってみたら、素晴らしく美味!部下と一緒に入ってマリナーラとマルゲリータを食べたが、あまりの素晴らしさに絶句。ちなみにうちの部下はイタリアはシチリアのレストラン数店で研修し、帰国後都内の某名店でサービスと広報の仕事をしていたキャリアを持つ人です。ので、彼女が旨い!という店は僕も自信をもって旨いといえるのです(笑)
さて実はこの日、6月某日に取材を頼みにいったのだ。週刊アスキーで3ヶ月に一回くらいの割合で巡ってくるテストレポートで、OM-Dを3回やりました。先週号で終了したので、ここに書きましょう。その二回目と三回目はストロボを使った撮影について触れている。
■撮影:スタジオATOM 平原さん
OM-Dには内臓ストロボがないのだが、上の写真のボディ上部に搭載されているように、ホットシューに刺して使用するストロボが付属品として着いてくる。ただし、これを内蔵ストロボと同様の使い方で撮影しても、ほとんどの場合よい結果を生みません。小さな光源のストロボをレンズと同じ光軸と向きで焚くと、よくもまあこんなの撮ったなぁという写りにしかならないのです。
だから、ストロボを使うなら、最低でも発光部を上部に向けることができる外付けストロボを買って、バウンス撮影(天井や壁に光を反射させること)することをお薦めするのだ。
上の写真の右にあるのが、OM-Dと同時に発表された新型のフラッシュFL-600Rだ。通常のクリップオンストロボと同じ大きさに見えるだろうけれども、そもそもOM-Dが写真でみるより小さいので、このフラッシュもかなり小型だ。
僕が以前から持っているFL-36Rと同じくらいの大きさ。けれどもスペックアップしている部分があって、それは単三電池4本で駆動すること。36Rは2本しかはいらないので、チャージに多少の時間がかかり、調子に乗って使っているとすぐに電池が無くなってしまうのだ。その点、4本駆動は安心できる。
こいつをどうやって使うかというと、ボディ上部のホットシューにつけるのではなく、ワイヤレス発光させるのであります。それも生で発光させるのではなく、ソフトボックスという、光を拡散させる箱に仕込みます。それがこいつ。
宮崎市のオモシロカメラ用品メーカー「よしみカメラ」が出しているスピードライトボックスという製品だ。上の写真だと何が何だかわからないかもしれないので、同社Webより。
なんとこれ、amazonで売ってるんです(笑)しかも安いんだ。スタンド込みで15540円!
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ということで、こいつの中にFL-600Rを仕込む。
このとき、普通はカメラとフラッシュをコードで繋ぐ必要がある。上のよしみカメラの説明写真にあるように、だ。けれどもオリンパスのボディとフラッシュは「ワイヤレスフラッシュコントロール」という仕組みを持っている。ボディ付属のフラッシュからトリガー信号を発し、FL-600Rをコントロールすることができるのだ。最近の僕の写真も全てそうしてワイヤレスで発光させている。
写真で見るとこんな感じだ。
このときカメラとソフトボックスに仕込んだフラッシュの間に、ケーブルはない。ワイヤレス発光しているのであります。
そうして撮影した写真を数枚。ピッツァイヨーロは、このイル・タンブレッロのオーナーシェフである大坪君です。こいつが格好良くて、なんかEXILEぽいんだよね。
よしっ それではこちらをむいてくださーい!
こんな感じで撮影をしているわけでありました。
ちなみにわかる人はわかるだろうけれども、上記数枚を撮るうちに、ストロボを置く位置を変えている。顔のどちら側に影ができているか、をみればそれを「読む」ことができるはずだ。
レンズは新標準レンズといえる、12-50mm。F値が暗いので地灯りで撮るとそれほど感動しない写りだけれども、こうやって絞ってピントを深くとる撮影の場合は非常に使い勝手がいい。シャープな写りでしょ。
枚数撮った中からのベストショットが冒頭の写真です。
ただし、FL-600Rのワイヤレス撮影には若干の問題がある。というのは、トリガーとなるボディ側のフラッシュの光を十分にFL-600Rの受光部に当ててやらないと、発光を認識してくれないのだ。実はこの撮影ではちょっと苦労した。先のソフトボックスの構造上、フラッシュ本体がボックスの後ろに隠れてしまいがちだ。だから受光部に光を当てるのが、角度によっては難しい。
そこで、受光部の周りにアルミ箔を張って、少しの光でも受光しやすくしたり、受光部周辺の黒いソフトボックスの布地に白い紙を貼って反射率を高めたりしたのだが、、、正直、汎用的にこの使い方をできるまでには至らなかった。つまり、撮影者のレンズよりも上方にソフトボックスがあれば受光できる率が高くなるのだが、ボックスが目線より下部にある場合、例えばテーブルのうえの料理を撮りたい場合には、そうとう苦労することになる。光が当たらないからね!
ちなみにnikonのフラッシュの場合は、受光感度が異様によくて、受光センサーが完全に隠れちゃってる場合でも、内蔵フラッシュの光を認識して光ってくれる率が高い。オリンパスさんにはぜひ、その辺の改良をお願いしたいと思う。すくなくとも現時点では、旧型もいいところのFL-36Rを手放してFL-600Rを買いたい!とは思えない、、、
まあ発光しないことが怖い場合は、ケーブルで繋げばいいのですが。さきのよしみカメラさんが、だいたいどこの会社のストロボでも繋ぐことができる(ソニーはダメらしい)ケーブルを出しています。
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6300円とちょっと値は張るが、それは5.5mと長いから。ケーブルはね、長いのが吉なんです。
ということで、イル・タンブレッロのエントリと思いきや、カメラのお話しでした。さーて、帰ろうっと。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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