ツタンカーメンのエンドウマメ。ホントかどうかはわからないけど、紫色のサヤは美しい。エンドウ豆はいまが旬! この時期にタップリと食べましょう。

2012年5月12日 from 食材

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毎月第一週の土曜日は「野菜の学校」。本日はエンドウマメを中心に、インゲンやソラマメも集めた回となった。講師には、僕が大学時代からおつきあいのある、和歌山県の佐々木茂明さん。出会ったのは農業情報ネットワークの会で、佐々木さんはたしか農業改良普及員だった。あの頃はインターネット以前で、パソコン通信で農業者が情報をやりとりしていたのだ。

今回は和歌山が誇るエンドウ品種である「紀州ウスイ」の栽培について話していただいた。感謝!

それにしても驚いたのは、ウスイエンドウという品種の元祖の地である大阪府羽曳野市碓井地区で育てられている在来ウスイがやってきたことだ。大阪在住の青果流通業者でも「初めて観た!」という貴重な品だったのだ。会は、これらウスイエンドウ軍団と鹿児島のグリーンピースとの対決となったのである。いや、おもしろかったですねぇ。

で、写真はこの会のスタッフである御倉さんが持ってきてくれた、ツタンカーメンエンドウの樹だ。御倉さんは園芸研究家で、非常に他品種の野菜を実際に育てている。毎回、この会のために樹になっている状態のものを持参してくれるのだ。これは実に貴重なこと。

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ツタンカーメンのエンドウは、その名の通りツタンカーメンの墓から出てきた豆といわれているが、実際そうなのかどうかは定かではない。ただしエンドウは地中海起源といわれているし、原種に近いものであることは間違いないだろう。

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サヤエンドウは僕にとっても思い出深い作物だ。というのは、僕が自分の意志で、自分の畑に蒔いた最初の作物がサヤエンドウなのだ。忘れもしない、1992年の11月、大学のキャンパスに無理矢理借りて開墾した、5m四方の畑。ここに最初に植えたのが、サヤエンドウだった。

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サヤエンドウの可愛いところはなんといってもこのツルだ。ひょいひょいと伸びて、支柱やネットを勝手に掴んで自重を支える。 あっ そっちのほうには行っちゃダメ、というところにも伸びてしまうから、最初の樹の仕立て方の初期値がものを言う品目だ。

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この角度からみるとハート型に見える、という家人のアドバイス。ニコンD700に50mmF1.4 を着けて、F2.5の絞りで、そうは見えないだろうけどフラッシュは二灯、上にはディフューザーをつけたアンブレラ、そして右手前から豆に補助光をあててます。

サヤエンドウはいまが旬だ。きぬさや、スナップエンドウ、そしてウスイエンドウやグリーンピース、いまのうちにタップリと愉しみましょう!