2012年4月 3日 from 出張
いまJRのCMで、吉永小百合さんが盛岡のじゃじゃ麺を食べるシーンが出てますな。あれは白龍でございますな。いいCMです。けど、肉味噌の載ったじゃじゃ麺をグッチャグチャにかき混ぜた後の姿を撮らないところが、またJRっぽいですな。
吉永小百合さん、次は冷麺はいかがですかね?おそらくそうなると食道園か盛楼閣またはぴょんぴょん舎になるんだろうけど、食い倒れツアー的にはぜひ「もりしげ」をお薦めしたい。ここは、岩手の導き手であるS藤氏が、
「やまけん的な味覚に合う冷麺は、ゼビオ近くにある『もりしげ』だと思うんですよ。スープも濃くてね、麺もストロングです」
というので行ってみて、本気でぶっ倒れるほど旨かったという店である。この店のポイントはいくつかあるんだけど、盛岡在住の人に聴いてみても誰もが言うのが「え、あの店、やってるの!?」という反応。それはこの、金をかけていない外観をみてのものだろう。
国道沿いのいい立地なんだけど、この「焼肉冷麺550円」という看板の塗装の落ち具合、さび具合がなんとも「やってないんじゃないの」感をモヤモヤと醸成してる。しかし、やってるのです(笑)この写真だと見えないけど、さびた階段の左横に入り口があって、一応のれんが掛かってる。
値段、極めて安い。冷麺はたしかに550円だが、昼時にいくならやっぱりランチのセットメニューだ。
カルビ、焼き肉、ホルモン、レバー、ハツそれぞれのセット。だから5人でいけばばっちり全種類食べられるという算段だ。ちなみにカルビは牛だがそれ以外は豚。
意外に、と言ってはなんですが、焼き肉も旨いどす。
ライスが付くので、肉と冷麺の辛み足し用のキムチをご飯にかけて、肉を食う。そのうち、冷麺登場。
※写真の冷麺は大盛り。
もりしげの冷麺はとにかく、麺のストロングさが半端じゃない。ストロングスタイルの新日本プロレスでもなく、レベル的には第一次UWFっていうくらいにストロングでハードな感じ。噛んでるうちにアゴが疲れるほどの麺である。
写真でみるだけども、ごわ感が半端じゃない。この写真撮った時、40分前に農家レストラン「まだ来すた」にて定食を二人前食べてるのを忘れてついいつものように大盛を注文してしまった。けっこうヤバイ感じで満腹になった。
ということで、盛岡ディープ冷麺を食べたい人はこの店へ。でも、順番からいうと、ぴょんぴょん舎あたりでいわゆる一般的な盛岡冷麺をいただいた後にこの店に来る方が、両極を味わえていいかもしれない。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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