2012年2月14日 from 日本の畜産を考える
つい先日、強力の出荷の日だと思ったら、もうこの日が来てしまった!高知県の畜産史上、公式には初の粗飼料多給型の土佐あかうしである優男(やさおとこ)が、本日出荷となります。出荷というのはすなわち、お肉になる、ということです。
名前はつけたけど、ほぼ傍観者である僕なんぞが何を言っても意味がありません。現場でずーっと毎日世話を続けてきた尾石チーフの言葉をお伝えします。
お元気ですか。
過日のツアーはお疲れ様でした。
大変意義深い催しだったと思います。感謝。さて、いよいよ優男があすの朝、出かけて行きます。
そんな気持ちを映すように、今日は一日中雨模様です。
明日は晴れてほしいものです。
長いようで短い付き合いでしたが、
なんとか一人前に育てられたと思います。
どうぞ良い結果がでてくれることを願わずにはいられません。
ちなみに、体重は826kgでした。
試験場の肥育では近年まれかも・・・・。とりあえず報告まで。写真(へたですが・・・)
添付しておきます。
「優男が出かけて行きます」というその言葉がなんとも切ないです。尾石チーフの心の内を示すかのごとく、今日の西日本は雨ですね。
それにしても826kgとは恐れ入りました。優男の血統ははっき増体型だったのですね。でかくなってくれてありがとう。一瞬で売り切れてしまった強力とは違い、一般の人たちに食べてもらう分もあるでしょう。50セットは、焼肉セットを造っていただくよう、三谷ミートにお願いをしておきました。募集はまた後ほど。
優男の眼、ほんとうに優しい、可愛いのです。今頃はもう、家畜運搬車にて移動しているだろうか。優男よ、さようなら。美味しくいただきますので、成仏してくださいね。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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