オリエンタルカレーの米粉カレールウは、佳い商品だと思うゾ! 小麦ルーとの違いがわからないほどの完成度に、化学調味料無添加でこの味は偉い!

2012年2月13日 from 食材

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名古屋に本社のある「株式会社オリエンタル」は、老舗のカレールー屋さんである。小売りされているカレールー商品に業務用商品、そして直営のカレー店も有している。1007
ここの、レトロなパッケージのマースカレーは僕も識っていたものの(チャツネ入りがいい!)、このオリエンタルが攻撃的というか、こんな意欲作を出してくるとは思わなかった。

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米粉カレールウ、である!

実はなんでこの商品を識ったかというと、このパッケージ右下にあるフードアクションニッポンのロゴに関係がある。僕が審査員をしたフードアクションニッポンアワード2011で、オリエンタルさんはこの商品をプロダクト部門に応募してきていたのだ。

米粉をルーに使うという発想は、ありそうでなかなかないな、と思い調べてみると、自然食品のメーカーさんなど数社が世に出してはいた。が、これまで応募の実績はない。僕はこの商品に志の高さを感じた。米粉を使うだけならまあわからないでもないが、それに加えて脂質30%カット(最近のトレンドだね)に加え、化学調味料・着色料不使用である!

、、、とはいっても、化学調味料不使用といいつつタンパク加水分解物はアリとか、そういう逃げ道的な商品も多い。

だから、この商品はサンプルを取り寄せてくれ~と、事務局にお願いしていたのだ。

そうしたら、オリエンタルさんからこのルーが来た。しかも、なんと「調理済みサンプル」として、米粉カレーを具材入りでパウチしたものまで来た!ありがとうございますオリエンタルさん。

ちなみにこのように、フードアクションニッポンアワードの選考途中では、気になるが食べてみないとわからないという数社のプロダクトを、僕は可能な限り取り寄せて選考しています。

さて、その結果!

このオリエンタルの米粉カレールウは本当に佳い商品だと思ったのだ。みてくださいこの裏面表示!

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観る人が観れば、さっきからぼくが志といってるのが分かってもらえると思う。嫌なものは何も使っていない。酵母エキスも植物性由来のものだろう。味噌、魚醤、ココアパウダーをうま味と風味だしに使っているのがポイントだろう。しかも油に菜種油を使用している。パーム油は風味付けに必要だからいい。とにかく、これで美味しければいうことない。

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中身はこのような粉末状態。

さてお味は、、、

ゴメン!料理写真はありません。

が、実に美味しい!

というより、全く違和感がない。小麦粉を米粉に代替した時、大きな違いが出るのではないかと思ったのだけれども、そんなことないのだ。なんだか、全然これまでと同じおいしいカレー。しかも調味料類がうまーく丸くまとまっていて、家庭のカレーそのものである。

だから、大上段から「米粉をね!」という感じも受けない。なにかインパクトが欲しいという人もいるかもしれないが、そもそもお米だからね。我々日本人が一番、普通に食べているものですから。インパクトなんて無いのが普通なのです。

ここまで推すのだから、当然この米粉カレーは話題を呼んで、フードアクションニッポンアワードの上位に入賞したんだろう、、、と思うでしょう。ところが残念なことに、この賞品の魅力をここまで感じたのは僕だけだったらしい。ちょっと、打ち出し方が地味だったのですね。でも、ハウスとかS&Bとかの大手ではやっていない取り組み。俺は価値があると思うなぁ。ということで紹介します。

ということで、俺的にこの商品はかなりお薦めだ。オリエンタルさんのWebで購入することができるので、ぜひ試してみて欲しい。あ、でもその時まだ未体験の人は、ぜひマースカレーのルーも買ってみて下さい。ちょっと嬉しいレトロ感ですよ。

■オリエンタルのWebショップ
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http://www.oriental-curry.co.jp/products/original/pr_original_011.html