今年、最も力を入れ、悩みつつも書いた記事。福島県須賀川市にて、放射能除染に挑みつつコメ作りを続ける、日本一旨いコメを作るジェイラップのことを書いた。そして、俺はここのコメを食べた。

2011年12月26日 from 東日本大震災,農村の現実,食材

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大地を守る会とともに取り組んでいるちゃんと・たべもの・プロジェクト、略してTTP(笑)は、もちろんTPPなど日本の食の風景をがらりと変えてしまいかねない政治の流れに対して、消費者自身がちゃんとたべもののことを考えることから事態を変えていこうという運動だ(と思いながら書いている)。

少し間が空いてしまったが、、、ようやく僕も福島のことを書いた。時間がかかったのは、とにかく繁忙であったこともあるけれども、やはりそれだけではない。たべものに携わる人間として、福島の農産物をどうとらえたらいいのかという問題は、あまりにヘビーで取扱注意だからだ。

――でも、ようやくまとまった。

僕が10年ほど前から愛してやまない、日本で最も旨いと思うコメを生産する団体・ジェイラップ。福島第一原発から約70kmの須賀川市にメインの田圃が集中する。当然、空間線量率は高くて、持って行ったウクライナ製ガイガーカウンターのECOTESTは0.3以上、場所によっては0.4以上となっていた。

しかし、このジェイラップの田から収穫されたコメは、スペクトロメーターで測ってもほとんどが10ミリベクレル以下、さらに精度の高いゲルマニウム分析をしても同様の低い数値しか出なかった。それはなぜなのか。そうしたことを書きました。

こちらから、お読みくださいませ。

■日本最高峰のコメ生産者・ジェイラップの取り組みを観て、ふれあって、食った!そして僕はこう考えた。
http://www.daichi.or.jp/ttp/know/vol03/

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