2011年10月17日 from 農政
以前のエントリにも書いたが、季刊 地域という雑誌のTPP特集号に記事を書いた。この本を、ブログ読者の方20名にプレゼントしたい。これは、僕の会社であるグッドテーブルズが自腹で購入しプレゼントします(偉そうに言ってて冊数が少ないけどゴメン)。なぜかというと、TPPに関するまともな議論はテレビや週刊誌にはほとんど載らないということがわかってきたから。口コミやソーシャルメディアでで伝えていくしかない。
なので、プレゼントさしあげる条件は「ご自分のブログやツイッターで本書の内容の紹介や感想を書いていただける人」とします。もちろん、「読んでみたけど私はTPPは賛成」でも構いません。議論が起こることが重要だからね。
日曜日の朝の報道番組、ねぼけまなこで終わりの方にスイッチをつけたら、ちょうどTPP議論のまとめのころだった。僕も仕分け人として参加した、政府の「規制仕分け」の際に、一緒に仕分け人をされていた方が「TPPは参加すべきなのです!それを契機に農業を改革していかねば!」というようなことを言ってていた。
あーあ、またそれかよ、と思ってしまった。TPP参加と日本農業の改革には、全く連関性がない。だいいち、日本の農業を改革すべきというが、何をどう改革したいというのかをきちんと述べている人も居ない。
しかし、こういう論調の番組がとても多い、というよりそれしかないことにハタと気がついてしまった。つまり、このまま待っていてもTPPの驚異、負の側面について正しく報道する番組は出てこないだろう。多くの原発関連番組のあり方と同じだ、、、
僕が見る限り、日本の農業に「問題」があるわけではない。問題は、農業や畜産、水産業などの第一次産業から生まれる産品を、安く買いたたくことによって産業として成り立たなくさせている消費の側にあるというのが、「日本の食は安すぎる」や、その後「日本の論点」に寄稿して以来の、僕の主張だ。これについては近く、本にまとめていきたいと思っている。
ということで、季刊 地域「TPPでどうなる日本?」を読んでみたいと言う方は、下記フォームにアクセスどうぞ。
■「TPPでどうなる日本」プレゼント受付
http://my.formman.com/form/pc/0uxkBfXn6ZADZlNU/
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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