新潟県長岡市 この時期の中越といえば長岡巾着なすしかない!駅前すぐにある美味しい店「松本」を出たのち「居酒屋つかさ」で洋カツ、そして新潟名物イタリアンへと続く道を歩む!

2011年7月14日 from 出張

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エダマメ取材の前日、新潟近辺の大豆作付状況を下調べするべくキーパーソン二名のヒアリング、、、なーんていいながら、久しぶりに新潟の農業関係者に会う。

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一人はこのブログをずーっと読んでいる人なら何回か目にしたことがあるはずのジン君。長岡市にある青果物市場内の仲卸で、いまや専務を務める男である。思えば彼との出会いで長岡伝統野菜などとの近接遭遇があったのである。

もうひとかたは本間君。新潟市内を拠点とする農業資材屋の跡取りである。

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■新・新潟名物図鑑 http://newhonma.blog.so-net.ne.jp/

農業には様々な資材が必要だ。肥料や農薬などだけではなく、トンネルやマルチなどのビニール・被覆資材やハウスの支柱、留め具などなど。

彼の店は小さな資材屋とは違って、ハウス用の支柱をエダマメ仕様にするために一部加工作業をして納品するなど、域内の農家に特化した仕事をしている。日本全国で気候や土質が違うため、まったく同じ資材をつかって生産するということはあまりない。その土地独特の資材があるわけである。

この二人とは数年前に長岡花火大会を一緒に楽しんだのだが、そのときは前後が非常に繁忙で、エントリをアップしてないことに気づいた!うーむもったいないことをした、、、

それはともかく!

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せっかく長岡に来たのだ。まず一つ目の料理は長岡巾着ナスしかない。

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この実にユニークな形状のナスは、これまジン君から徹底的にと佳いものを送ってもらった。十数人の生産農家がいるが、このナスの代表的な生産者といえば小林さんだ。

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彼の家で振る舞ってもらった蒸かし茄子と揚げナスの味は忘れることが出来ない。

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※この写真はお店のものではなく、生産者の小林さんの家のものです

ナスの皮を剥いて(剥かないバージョンもあり)を蒸かして冷やし、切ってカラシ醤油かしょうが醤油で食べる。それだけなのに非常に美味しい。それはこの巾着ナスがギュギュッと密に果肉が詰まったものだから。そのため、生産は水をほとんどやらずに、通常の千両ナスの倍以上の時間をかけて育てている。

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長岡巾着ナスは時間をかけて育てるせいか、種を含む心室の数が異様に多い(過去ログご参照)。種の部分はなんというかトロッとヌメッとしている感じの食感だ。だから、蒸かし茄子にすると非常に全体的に滑らかな食感となる。

そして、このナスは風味が強い!アクと言ってもいいだろう。だから、それが味になる。普通のナスを蒸かしてもたべでがないけど、長岡巾着ナスはあまりに味があるため、こんなシンプルな食べ方ができるのだ。

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刺身は、マグロとタイは抜いてもらい、可能な限り近海物だけお願いした。ホウボウが旨かったぁ、、、

酒は、久しぶりに〆張鶴の純米吟醸。学生時代に本醸造をよく呑んだが、いまは純米じゃないと呑めない。しかし旨い!

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アテは栃尾の油揚げ。

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ダイコンおろしの横に添えられた辛子なんばんが最高です。

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さらに酒を進ませるために、イカの一夜干しと、イワシのぬか漬け。いわしはもっとぬかが強くていいのになぁ。

この日は仲間がよかったせいか、日頃はあまり呑まない僕も酒が進んでしまう。

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鶴齢の純米吟醸もクイクイ行けてしまう。本当は燗で欲しいところだけど、新潟の人はほとんど冷やで飲んじゃうんだもんな。

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そういえばよくわからないうちに、ジンがこの模様をユースト中継しだした(笑)だれがみるんだっつーの。

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本間君が僕にくれたTシャツ。新潟の野菜振興関係者むけのオリジナルだそうで、裏面がこれ。「新潟市は日本一野菜を食べています。」 総務省家計調査から導き出した、裏付けのあることだという。

たしかに新潟は面白い土地で、例えばナスの作付面積は全国一位だが、市場への出荷量は5位にも入らない。なぜか、、、地元で消費しちゃうから!と言われている。枝豆もおそらくそうだろうという話だ。だから、品目は限られるだろうけど、新潟市民の野菜への感度は非常に高いのだろう。

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小ナスの漬物。梨ナスも!こんな風に若どりしたナスを食べるのもこの辺と山形だけだ。奥の枝豆は早生品種のブランドである弥彦むすめ。品種名はわからず。

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そして〆はくじら汁! 鯨のコロが入った具だくさんの汁をいただいた。

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このあたりで、もう相当にジンは酔っ払っていた状態(笑)

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この後、足腰定まらず。ジン、あのな、会計の時、おまえの分3000円おれが払ってるからな!

さてこの店を出たのち、本間君の新幹線の時間を観たら、まだ30分くらい余裕がある。じゃあもう一件かるく〆を、ということで彼が各所に電話し、見つけ出したのがこちら。

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ラーメン&居酒屋 「つかさ」。

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長岡っぽいコクのある豚骨スープのエキス濃厚、唇がくっつきそうな感じ。香りもこゆくて〆にほどよい。

しかぁし!

本間君が言うのだ。

「やまけんさん、実はここは長岡名物のB級グルメである洋カツが旨いらしいんですよ!」

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

そうだった長岡には洋カツがあるのだった!どんなものかはジンのブログをちょっとご参照。注文すると、数軒となりの姉妹店から持ってきてくれる。

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これが洋カツ!あれ、なんかソースの色が薄いな、、、

「あのですね、洋カツにはドミグラスソースを使うのと、こういうケチャップベースの片栗粉伸ばしみたいなのと二つあるんですよ」

そうか、と思いながらカツを口に運ぶ。ソースの味が実にマイルドで、洋といいつつもなんだか和を感じる。これに、ウスターソースをとぽりとかけて混ぜて食うのが旨いという。

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すみません、撮影のためにかけ過ぎました(笑) けど、いい感じですよこれくらいかけても。ご飯との絡みバツグン。

このへんで本間君の終電の時間到来。付き合ってくれてありがとうね!

で、ホテルの部屋に帰ったのち、僕には密かな楽しみが、、、ふっふっふそれは、、、夜のお楽しみ、、、ではなく!

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これ! イタリアンである!

実は長岡到着時に、駅ビル内の「フレンド」にて買っておいたのである!

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それも、普通のイタリアンと、カレーイタリアンの二種を、、、

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俺は圧倒的に、カレーイタリアン派です。まったくもって素晴らしい。洋カツとイタリアンのB級二本立ての夜。最高であった!久しぶりに食い過ぎた!