2011年6月16日 from カメラ
こいつは佳いレンズだぁ、、、という、カメラのお話し。あまり興味のない方は飛ばしてください。比較用画像がたっぷりです。
50mmレンズというのが「標準レンズ」と言われているのだけど、僕は正直言ってあまり使わない焦点距離だ。寄るときはだいたい標準ズームの望遠端である70mmか、タムロンマクロの焦点距離である90mmを使うし、引いて撮る場合は35~45mm程度。50mmレンズは買ったものの、あまり使っていない。
しかも、僕が持っているAF-S NIKKOR 50mm f/1.4Gは、開放値こそf1.4と明るいのだけども、なんというか釈然としない画質で、開放値だとよくいえばふんわり、わるくいえばピント面までもシャープでないという感じ。F2以上に絞ってあげるとよくなるのだけど、絞ったら明るいレンズ買う意味がないじゃんという感じで、登場回数は非常に少ない状態だ。
そこにこのレンズが登場した。開放値は僕が持っている50mmより少しだけ暗くなるf1.8。しかも、この通りすげー安い。
でも、きっとたいした写りじゃないでしょ、と思ってスルーしていたんだけど、先日、高知県のカメラマンである角田さんが「すごくいいみたいです」と、某プロの評価を教えてくれたので、本日銀座で打ち合わせが早めに終わった後、打ち合わせ場所近くのニコンプラザへ。おねーさんにD700に装着して使ってみたい旨をいうと、快く試用させてくれた。しかも「プラザの前の道でしたら、屋外で撮っていただいても結構です」とのこと!ちょうどアジサイが咲いているので、これを被写体にして、ボケ具合などを見せてもらった。
結論から言うと、俺はこのレンズ買おうと思う。すっごくいいです。
以下、撮影データは画像に焼き込んでます。面倒なので絞り優先モード、薄暗かったのでISO感度は少し上げ目です。手持ちなので少しずつ構図変わったり、それによって露出も変わってしまっていますが、ご容赦。
うーん、F5.6までの描写がすごく気に入りました。
ちなみにf1.8の開放値のピント位置をピクセル等倍で拡大したのがこちら↓
上右の花面に合わせたのだけど、F1.8ですでにシャープだ。
他にも、横位置でどーぞ。
ぼかしてよし、絞ってよしな画質ですね。
AFは速くはないが、すーっと動いてぴしっと決まるという感じ。今日のところはあまり迷わなかったです。驚いたことに、マニュアルでもピントの山をつかみやすかった。これはD700のせいかもしれないけど。
ということで非常に気に入りました。問題は、あまり使わないAF-S NIKKOR 50mm f/1.4Gを下取りしてこいつを買うか、それともF1.4もホールドしておくか、だ、、、
ちなみに今日のニコンプラザで対応してくれた女性社員さん、ものすごく親切でしかもレンズ・ボディともに詳しく(メーカーのショールームだから当然といえば当然だけど)、的確に質問に応えてくれました。どうもありがとう!
以上、カメラの話題でした。
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