黒毛もいろいろ。旨いA5はやっぱり旨いという当たり前の事実。「グリルうかい」細淵シェフの誇り高き肉焼きを堪能した!

2011年2月 4日 from 首都圏

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前のエントリにもあるようにTPPがらみの話が振られることが多いこの頃、とあるテレビ局勤務の大学院同期から「TPPのこと、教えてよ」と連絡があった。じゃあ旨いもん喰わせろよ、ということでグリルうかいにてランチミーティング。

グリルうかいの細淵シェフには、先日の蝦夷鹿サミットを仕掛けたエレゾ・マルシェ・ジャポンの佐々木君に紹介してもらい、昨年11月に僕の会社で主催した赤肉サミットにも来ていただいた。そのときもいろいろ話したのだけど、赤肉の美味しさを十分に理解した上で、やっぱり自分のところ(うかい亭グループ)が契約取引をしている牧場の黒毛和牛の素晴らしさを再認識したと言っていた。ああ、久しぶりに黒毛を食べるのもいいなぁ、と思っての訪問だ。

 

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東京ビルTOKIAの真裏にある立地から、ついインデアンカレー東京店に足が向くのを自制して二階へ。ありがたいことに肉の王子様と呼びたい端整な顔立ちの細淵シェフが出迎えてくれる。

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ぜーんぶお任せ。シャルキュトリーから肉まで味わせてほしいとお願いした。

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このパテと、一緒に添えられていたリエットは蝦夷豚。他にイベリコのタン塩漬けなど。フレンチ出身の細淵さん、やはり肉を焼いているだけじゃ物足りないだろう。実に上品かつ骨のあるシャルキュトリーでした。

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嬉しくなっちゃったのがこのスープ・ド・ポワゾン。みよこの濃厚な凝縮具合を!

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ミモザを焼いたクルトンを添えて、、、

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そこにアイオリもたっぷり載せて溶かし込む。

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たいーへんに美味しゅうございました。佳いレストランだ!

さてメインはもちろん兵庫県と鳥取県の県境にある、契約牧場から送られた黒毛和種のロイン。

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いたずらにレアではなく、きっちり内部も美味しくなる温度帯に火が入った状態だ。

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いや、久しぶりにこんなによい脂質の黒毛を食べたという感じ。A5なんて喰いたくない、といつもいうのだけれども、これはまったく脂がくどくない。そして赤身部分の香りも十分。去勢牛でも30ヶ月齢以上育てているということで、十分に味が蓄積され、旨みが乗っているわけだ。

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ソースをかけずとも旨いけれども、ジュを煮詰めたソースをかけるとまたひときわ世界観が広がる。

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このドフィノワがまたよいお味。ジャガイモを美味しく食べる最良の方法の一つですな。

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からすみパスタで〆。いや大変に満足しました。

いい黒毛は旨い。それはそうだという当たり前の事実を再認識した昼餉でした。ごちそうさまでした!