2011年1月17日 from イベント
僕が所属している食生活ジャーナリストの会(JFJ)で毎年恒例のシンポジウムが今週末に開催されます。まだ残席があるようなので、関心のある方はぜひいらしてくださいませ。
食生活ジャーナリストの会(JFJ)
第20回記念 公開シンポジウムのご案内「食メディア」にウソはないか!?
――いま、食の情報を正しく伝えるために――平成23年1月23日(日)14時~
東京ウィメンズプラザホール
定員:200名【企画の趣旨】
食生活ジャーナリストの会主催の公開シンポジウムは記念すべき第20回です。この20年間で私たちを取り巻く状況は大きく変貌を遂げました。
医学や栄養学は日進月歩のスピードで進歩し、“健康常識”が次々に書き換えられています。賞味期限違反や産地偽装事件の多発で、食品表示に関する法律もたびたび改訂されました。BSE、GM、クローン生物など、耳新しい事態も現実となって毎日の生活に入り込んできつつあります。
それに呼応するかのように、消費者の「安全・安心」「おいしさ」「手軽さ」「低価格」に対する要求は、とどまるところを知りません。料理や調理の分野でも、20年前とはまったく異なる事態が生じています。短冊など見たこともない人に「短冊切り」は理解できるのか、コンビニのおでんよりも簡単な煮物はあるのか、ミルフィーユは知っていても重ね煮を知らない若者に料理を伝えることができるのか等々、メディアの悩みはつきません。
専門分野に詳しいと自負する食生活ジャーナリストであっても、遅れずに情報を入手するためには、たゆまぬ努力が求められます。一方で、社会全体がそうであるように、メディア界においても雇用の不安定化やフリーランス化が進んできました。
正確な情報をわかりやすく伝えることがいかに大変であるかを痛感します。
一方では、世界中で日本食ブームが起こるなどのグローバル化も驚異的なスピードで進んでいます。食生活ジャーナリストの出番は大きく広がっているといえるでしょう。
今年度の公開シンポジウムでは、新聞、雑誌、ネット、フリーランス、それぞれの分野で活躍する仲間から、最前線の現実、取材の難しさ、情報を伝達する上での悩みやおもしろさ、抱負や意気込みなどを語ってもらいます。食生活ジャーナリストの会(JFJ)公開シンポジウム
- ●日時……
- 平成23年1月23日(日)シンポジウム開会14:00~16:30(受付13:15)
- ●場所……
- 東京ウィメンズプラザ(B1)ホール(東京都渋谷区神宮前5-53-67) 電話03-5467-1711(代)
詳細はこちら
http://www.jfj-net.com/1480
そういえば去年のこのイベントでは、あの池上彰さんに基調講演をしていただいたのでありました。僕はカメラマンとして撮影させていただいたのだけども、やっぱりお話し、実にわかりやすかった!
で、今年は原点に立ち戻って、JFJの会員が出て話をするという形式に。一般の人から見れば食生活ジャーナリストという人たちが日頃何をして何を考えているのかということも関心の内だと思うので、楽しめると思います。
「食メディア」にウソはないか!? このブログでも多々、「○○新聞は間違ったことを書いてる!」ということを指摘してきているわけですが(同じくらい僕も間違ったことを書いているかもしれないけど)、それは個人のブログだからできること。出版社やテレビ・ラジオなどのマスコミは、広告費削減の中でスポンサーに都合の悪いことは全く言えなくなっている。結果、ウソとまではいかないかもしれないけれども、間違った情報を流すこともある、、、
さて、どんな話になるのか。ぜひご来場くださいませ。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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