さて、僕の短角牛母牛であるひつじぐもが産んだ第三子はオス、名前は「草太郎」。その名の通り、草ばっかり食べて育てるという意味だ。いま、岩泉町の短角牛の肥育農家である畠山利勝さんに預かってもらっている。
さる10月下旬に雫石で開催された子牛市場の場に杉澤君が草太郎を連れて行き、畠山さんと引き渡しをしてくれている。畜産の素人には牛の移動ってどうやってんの?と思うけど、市場など大きなイベントの日に家畜運搬車が子牛・成牛を何頭も積むので、それに便乗させてもらうなどの方法を採れるのだ。
その草太郎に、とても久しぶりに会いに行く。
盛岡市内はほんの少し雪が積もるという感じの状態だったけど、岩泉へ至る道は真っ白だった! 朝、塚原ちゃんに迎えに来てもらって車で出発。盛岡~岩泉間は、新しいトンネルができてかなり早くなったそうだが、冬の間は道が凍結した状態なのでゆっくり走らねばならず、やはり2時間半以上かかってしまうのだ。
それにしても素晴らしい雪景色だ。途中にある岩洞湖(がんどうこ)のあたりの景色たるや、ほんとうにここは日本か?と思うほどに美しく静謐で、車を止めてもらってしばし沈黙してしまった。
それにしても塚原良子、魅力的な美人である。岩泉の宝ですな。
さて10時に出て昼時にようやく岩泉管内に入る。短角牛の繁殖経営(子牛の生産のことね)が昔から盛んだった釜津田地区に入る。
まずは腹ごしらえ。畠山さんの家のすぐ近くにある「ブルック」は、こんな岩泉になぜ?と思うが(笑)パスタ・ピッツァ屋さんだ。
実はここ、かの有名なブログ「農家の嫁の事件簿」を書いておられる三上亜希子さんのおうち。店を切り盛りするのはその義理のお母さんである。
こんな焼酎を発見!
パスタを待ってる間、やることがないからとりあえず塚原ちゃんを撮りまくる(笑)
魅力的な人というのはやっぱり、いてくれるだけで至福ですな!
ブルックのパスタ、美味しゅうございます。
そこに畠山さん到着。
昨年、ベージュ東京のシェフだったジェローム・ラクレソニエールを連れて岩泉のプレミアム短角を見に来た時、畠山さんの牛舎に行ったのだ。
さて続きは明日以降。これから宮崎へ行って参ります。これで本当の今年の出張納め。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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