2010年11月 3日 from カメラ
結局昨日は全然眠れず、3時頃にようやく寝入ったと思ったら5時には起きて、愛媛出発の準備をすることとなった。
ちなみに僕が住んでいる木場界隈は、全国に出張するには最適な場所の一つかもしれない。東京駅まで地下鉄で15分、家からでもタクシーで17分程度。羽田に行くなら地下鉄を使うより、タクシーのワンメーターで豊洲へ移動し、そこからリムジンバスで20分。タクシー710円とリムジンバス700円の1400円で、30分で羽田に着いてしまう。成田に行くにも、東西線が東葉勝田台まで伸びているので、そこまで行って乗り換えて1時間30分だ。これが、僕が10年木場から離れられない理由。
今日も豊洲からリムジンバスに乗ったが、オリンパスE-5を握りしめていた。昨夜、事務所に届いていたのを今回の出張に持ってきたのだ。レンズはスーパーハイグレードレンズである14-35mmF2.0。大砲のような外観で20万円以上するレンズだが、性能はバツグンということで借りてみたのだ。
豊洲のバスロータリーを出て湾岸線に合流するまでの間の風景が、やけにドラマチックなのだ。それを、E-5に搭載された「ドラマチックトーン」というアートフィルターで撮ってみたいと思ったわけである。
例えばなんてことのない交差点がこんな写真になる。
なんだか超現実的でしょう?
さてずんずんとバスは進む。
こんな感じで、やたらとドラマチックに写るのである。
愛媛空港に到着。
空になにもなく、青色一色だったりするとあまりドラマチックにはならないみたい。けど、なんか広告みたいな、非現実的な精細感のある写真になる。
本当は、このドラマチックトーンの画像とともに、無処理の画像を並べられると効果のほどがわかるのだけども、RAW現像できるソフトウェアをノートPCにインストールしてこなかったのでできない!残念だ。
さてドラマチックトーンはともかく、このカメラ、やはり僕が2年前まで使っていたE-3に比べると画質は相当にアップしている。撮像センサーの前にあるローパスフィルターの効き目を弱くしているので、被写体のエッジがカリリッと際だって見える。
ちなみに今回の出張は、愛媛県大洲市のご当地グルメを創出するためのO級グルメレシピコンテストの審査員として。出てきた料理をライティング撮影。
■鮎寿司
■あまごのさつま(冷や汁のようなもの)
■鮎つけめん
今回グランプリを獲得したのは、大洲名産の里芋をマッシュにし、これまた名物料理である芋炊き(山形の芋煮に煮ているが、具材が鶏肉になる。醤油の甘辛味)の味付けでコロッケにしたものだ。
コロッケはご当地グルメではけっこうありふれている。なにを入れてもいちおうはサマになるというつぶしがきくという特性からだろう。だからちょっとためらったのだけども、この料理はコロッケの一番大きな要素である芋に名産の里芋を使っている。大洲の里芋のうまさは本当にすごいのだ。ネットリとした舌触りに濃厚な風味。里芋自慢でけんかが起きるくらいなのだ。そして味付けがこの大洲の超定番料理。この二つの要素から、コロッケの内面的必然性があると判断し、票を入れたのだった。
さてさて会の後、大洲界隈を歩く。
ちょうど今日は大洲のお祭りの日。横町では出し物が目白押しだった。
なんと、ナシの生産農家にして多肉植物の生産ではマニアの間で知られている二宮君と久しぶりに遭遇!
大洲市の超人気カフェRIDIが祭りの日だけ3日間、古民家を改装して出す臨時カフェ。
↑これはアートフィルターなしの画像
こちらはドラマチックトーン。全然違うでしょ。
こんな感じでいま松山に到着。
まずはE-5の速報でした。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
本サイトの著作権はやまけんが保持します。出版物・放送等に掲載される場合はご連絡を下さい。トラックバックはご自由に。