2010年10月 7日 from 出張
羽田からソウルの金浦空港までは2時間ちょっと。ホント、北海道や沖縄にいくみたいな気分。
到着ゲートには某カメラメーカーの韓国支社長となられたU氏が。
もちろん僕らを迎えに来たのではなくて、カメラ界の大御所(ご本人は「中御所」といわれるが)阿部秀之先生を迎えに来たのに、僕らも便乗させていただいている。
先生は明日から某メーカーにて内部向けのプレゼンをされるのだ。公務。それにみそっかすの僕らも同道させていただくという僥倖。
それにしても7年ぶりのソウルはだいぶ垢抜けた印象だ。けれども裏路地に行くとやっぱり昔ながらの雰囲気。
韓国到着後、昼飯はカンジャンケジャン。マポという街のガソリンスタンドの裏手にある。正直、飲食店だとはぱっとみ分からない(笑)
韓国ではあいかわらず、頼んでないのにいろんな皿が出てくる慣習は続いているようで本当に嬉しい。
ケジャンというのはワタリガニの生のいきのいいやつを醤油ベールのタレにつけ込んだもの。もっとまっかっかでいろいろ入ってるのはヤンニョンケジャン。そっちも旨いが、このカンジャンケジャンのほうが色んな意味で純な味という感じ。
これがまさにどかーんと出てきたぁ!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
っさしぶりにキタぜこの素晴らしき爆発的官能的なプレゼンテーション!
早速、上に乗っている、足横の一番身が詰まっている部分にかぶりつく。ジュルルルッと滑らかな生の蟹肉をすすり混む。決して日本のワタリガニでは味わえない新鮮で一切臭みのない身肉の甘さに、頼みもしないのにミソがついてきて濃厚な旨みを加えてくる。すでに涎いっぱいだった口の中に新たなよだれが生成され、カンジャンケジャンのタレの奥深い塩みと香りがヅガンと鼻腔に抜けていくのだ!
旨いぜええええええええええええええええええええええええええええええええ
このミソタップリの甲羅の中にご飯を詰め、、、
もう、私をぐっちゃぐちゃにして欲しいの! と言わんばかりに混ぜる!
これがうまいのでしゅよぉ、、、、 カンジャンは醤油ベースとはいえ非常に色んな味が混ざっているので、タレを白飯に絡めて食うだけですこぶる旨い。素晴らしい!
阿部先生も至福の表情。綺麗にトウガラシも盛りつけて、某社の新しいコンデジでぱちり。
喜ぶ二人。なんと同い年、同じ月生まれだそう。同い年にしか分からない連帯感ってありますよね。
それにしてもケジャンだけじゃなくて、この石鍋茶碗蒸しやらテンジャンチゲやら、いろいろ出てくる出てくる。それがことごとく旨い。
これは「おこげ」を粥みたいにしたもの。本当におかゆみたいに、あまり味がついていない。ここにカンジャンケジャンのタレをツーッとかけていただくと、むちゃくちゃいけるのである。
一軒目からテンションMAX。これで3泊4日無事に終えられるのか?(笑)
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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