2010年10月26日 from イベント,日本の畜産を考える,食材
一般向けイベントでなくて申し訳ないのだけど、来週頭に赤肉サミット2010というイベントをうちの会社主催で実施します。
完全招待制で料理人と料理関係マスコミにお声がけをしたのだけれども、「専門料理」「カフェ&スイーツ」の柴田書店さんに協力してもらって声掛けをしたところ、恐ろしい顔ぶれが集まってしまった、、、星付き店から日本を代表するフレンチ・イタリアン・中華・日本料理店の料理人さんが集結。
肉を焼いてくれるのはフレンチの気鋭、ランベリーの岸本シェフだ。
なんと言っても今回はサーロインだけでこれだけの肉をたべくらべる。
■サーロインを焼いたものを試食
①ホルスタイン→ベンチマーク用
(高知県)
20.12.24生 21ヶ月齢
10.05と畜
②土佐あかうし去勢
(高知県)
H20.05.11生 28ヶ月齢
9.24と畜
③土佐あかうしメス
(高知県)
H 20.5.07生 28ヶ月齢
10.1と畜
④日本短角種(岩泉)
H20.3.9生 31ヶ月齢
10.7と畜
⑤日本短角種(久慈)
H20.4.7生 30ヶ月齢
10.1と畜
⑥日本短角種(二戸)
H20.6.18生 28ヶ月齢
10.1と畜
⑦日本短角種(北海道)
どの肉もだいたい、28~31ヶ月齢に揃えている(ベンチマーク用のホルスタインは生育が早いので21ヶ月だけどね)。と畜日も熟成期間も、誤差範囲にしている。こうしないと正確な食べ比べにならないからだ。
そして、どの肉も芯温が58度になるようにきめ細かく火入れをする。
上の写真の肉に巻かれている針金のような線は温度センサー。芯温を計っている。
こんな風にして、同じ温度に仕上げた肉を食べ比べる。スネ肉のブイヨンも同一条件で作り、飲み比べる。そして、料理人側からの質問や要望を直接生産者や流通業者にぶつけてもらう、というイベントだ。
今年は準備期間の短さから、僕がすでにつながりを濃く持っている岩手県と高知県に後援してもらっての開催になったため、短角和牛と土佐あかうしをフィーチャーすることとなる。これをプレイベントとして、来年度からは本格開催とし、くまもとあか牛なども揃えた本格版としたいと思っている。
ということで今週は準備で大忙しです。明日/明後日は宮崎。原稿〆切3本。校正1本。うーん、、、
頑張りましょう!
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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