2010年6月29日 from 出張
ここ岐阜県恵那市は栗の「低樹高栽培」という仕立て方の発祥の地。いまや全国の栗産地がその仕立て方を習いに来る総本山だ。
その低樹高栽培をする農家の中から、厳しい基準を満たす一握りの生産者だけが「超特選栗部会」という組織に入ることが出来る。そして、その超特選栗部会をこれまで支えてきた地元の菓子製造企業である恵那川上屋がその超・大粒な栗を契約取引している。
こちらがその取引実務をするJAの組合長さんだ。
恵那川上屋にて、4年ぶりに工場長の桑島さんとお会いする。なつかしー 週アス読者は覚えておいでだろうか。
僕が日本で一番旨いと思うモンブラン、栗山。
マロンクリームは、この辺の名物「きんとん」である。パティシエがつくるものとちがって、甘すぎない。栗の風味がブワンと香るようになっている。通販でも買えるが冷凍のもので、生のものには叶わない(でも通販品も旨いけど)。
この恵那川上屋、種子島に砂糖工房をもっている。自前で砂糖を造っている菓子メーカーって、全国にいくつあるんだろう?
これは、黒糖と白糖のあいだに位置する、「菓子屋がつくった黒糖」。ほどよい夾雑物の味がいい。
懐かしいひととき、そして新しいチャレンジを見ています。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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