2010年6月10日 from 口蹄疫を考える
昨日、帯広から帰京するさなかに友人から一報。都城で口蹄疫「疑い」が発生と、、、誤報であって欲しいと願う友人の言葉であり、全国の畜産関係者が、今日の朝に発表される結果が陰性であることを祈ったはずだ。しかし、陽性だっった。
都城という地は、僕が初めて宮崎に渡った際にお世話になった、とても近しい街である。そして養鶏・養豚の農家の知り合いがいる街でもある。つい二週間前に、都城で大規模養豚をしている社長さんと連絡を取り交わしたばかりだ。口蹄疫がおさまったら、東京で呑もう、と。
すでにいろいろと報道されているが、都城の畜産の規模は全国トップクラスである。牛も豚もとにかく頭数が多いメガファームが集中している。そして、鹿児島県は目の前だ。とにかくこれ以上拡がらないようにと祈ります。
そして、内閣ごたごたの中で、農林水産副大臣に就任された篠原孝さんが、口蹄疫対策のトップとして宮崎入りしたという記事を見た。実を言うと、この篠原さんがいるから僕は民主党に票を入れた。世間では農水大臣になった山田さんの人となりのエピソードが伝えられているけれども、僕としては「副」の篠原さんに注目したい。
篠原さんは農林水産省のキャリアの第一線にいた方で、「環境保全型農業」という言葉を作った張本人だ。農水の人なのに、環境と共生する農業を進めたり、大地を守る会やらでぃっしゅぼーやなど、いわゆる有機農業ネットワークとも近しい、非常に珍しいスタンスの方だった。それゆえに農水省の本道にいづらくなったのだろうか、政治の道に入られた。実は彼を識る人は皆、「いつ篠原さんが前に出てくるんだ!?」とやきもきしていたものだ。僕も、なんで彼を農相にしないんだとズーッと憤っていた。
こんなごたごたの中で「副」として出てくるのはもったいないような気がするが、この国家的な非常事態である口蹄疫(まだみんなそう思ってないみたいだけどね、、、)をスパッと采配していただきたいと思う。
とにかく頼むからおさまってくれーーーーーーー口蹄疫。
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