2010年6月 7日 from カメラ
オリンパスが快進撃(?)を続けている。先日のカメラグランプリでは念願のグランプリ初戴冠。その主役はもちろんE-P1だ。元オリンパス使いの身からすれば、マイクロフォーサーズではなくフォーサーズシステムでの栄冠があればもっとよかったけれども、まあしかしマイクロの存在はカメラの歴史を変えた、ということは明らかだし、ふさわしいと思う。
ただし、、、
マイクロの中で、僕がより食指を動かしたくなるのはパナソニックのものだ。特にレンズのラインナップは充実している。本来、「レンズはオリンパス」という信頼あるブランドなのにもかかわらず、パナソニックの方がインプレッシブなレンズを多々、世に送り出しているのはどういうこと?
20mmF1.7は、フルサイズ機やAPS-C機に比べると「ぼけにくい」性質を、F1.7というすごいF値によって「ぼけさせることもできる」という評価に変えた。そして7-14mmという超広角レンズは、圧巻の品質。おまけにライカブランドから、マクロエルマリート45mmF2.8 という素晴らしい描写のマクロレンズまで出した。
つまり、もうすでにレンズラインナップの上で言えば、パナソニックのレンズで仕事しようと思えば、できないことはない(ほんとはまだ明るい標準ズームがないから苦しいけどね)と言うところに来ているのだ。
そこにようやく、オリンパス陣営から歴史に残るであろういいレンズが発売された。
実はダメ元でオリンパスのTさんに連絡してみたら、「一週間でよければお貸ししますよ」と! やった! じゃあ高知に持って行けるじゃんか! と狂喜乱舞して、そのまま新宿へ行き、カフェハイチの本店でドライカレー特盛りを食べながらレンズをお借りしたのである。
小さい、、、不覚にも、このレンズをつけE-P2の写真を撮っておくのを忘れたので、このレンズがどんなにか小さいか伝わりにくいだろう。オリンパスの上記Webにある、ふつうの一眼レフカメラに付ける、同等の超広角ズームレンズの大きさと、本品の比較イラストを見れば一目瞭然だ。
まあ、なんつったって155gだからね! ニコンのフルサイズ用の同等のズームレンズを買おうとしたら680gあるから、もう天と地ほどの違い。しかもこれ、画質は相当によいです。
マイクロフォーサーズの9mmは35mm版のフルサイズ機に換算すると18mmの超広角。だだーーんと足摺岬の突端の風景を収めることができる。
ふだんはニコンの24-70mmを使っているので、広角は24mmまでとなる。このレンズをつけたE-P2をぶら下げながら、広角で撮りたい時だけ構えて、シャッターを押す。お気づきかもしれないけど、オリンパスブルーと呼ばれる青空の深みのある青色も健在だ。
いやー いいねこれ! 迷わず買いでしょう。と思ってたら、先日のD700落下事件にみまわれたので、購入少し待ってね。
ただし、オリンパスに苦言をいいたい。それはボディのこと。ボディ性能がレンズ煮追いついていないような気がする。特にE-P1、E-P2。先頃でたE-PL1は使ってないのでわからないけど、、、
やっぱりフォーカスをもう少し何とかしないとダメだ。iPhoneのカメラやパナソニックのG2に搭載された、液晶パネルがタッチパネルになっていて、ピントを合わせたい位置をチョンとつつけば、フォーカスしてくれるというあのシステムが搭載されないと、機敏なAFができないよっ!
ということで、僕はマイクロ機もいいけれども、E-3後継機種に期待しています。これは買うつもりだしね、、、そのために一番好きな50mmマクロと50-200mmをまだ手放さずに持っているんだから。
久しぶりにカメラネタでした。実は宮崎でも強烈なカメラネタがあるので、時間を見て書きます。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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