2010年4月26日 from 出張
24日土曜日、とうとう愛たい菜がオープンを迎えた。立ち上げ支援をした僕らは朝の7時半に現地入り。天気は快晴!気持ちいい風に黄色いのぼりがはためいて、気分が盛り上がる!
すでにバックヤードには生産者さん達の出荷が始まっている。手造りの本格派キムチを作っている二人が「あら、やまけんさんどうもぉ!今日はね、タケノコキムチを出荷しておいたから!」と声をかけてくれる。
愛たい菜では出荷会員に登録してくれれば、非農家でも出荷は可能だ。もちろん、一定の要件と保健所の許認可等は必要だ。
バックヤードでは出荷者が自分の出荷する商品のバーコードを打ち出して商品に貼り付け、そして搬入している。
この辺の情報システムは、実はこの業界では「愛媛方式」と呼ばれている。おとなりの内子町にある「内子フレッシュパークからり」という直売所のシステムを開発した、インプットというシステム開発企業がある。そのインプットが作り上げたシステムがベースとなって、いまや全国にこの情報システムの方式が広まっているのだ。
愛たい菜の情報システムはまた違う会社が構築しているが、詳細は機密なので書きません。こうした直売所の情報システムは色々と観てきたけれども、かなり成熟してきてはいる。あとは、使う側の情報リテラシーが上がらない限り、次のブレイクスルーは来ないだろう。
店内では9時半からのオープンを目指して、搬入が開始されている。いまは全国的な低温が続いているので、青果物の入荷量はすくなく、商品内容も「ちと、わりーなぁ」と言うのが多いようだ。
先にも書いたけれども、たべものは「陽がまた昇るように、明日もどこからか沸いてくる」というものではない。因果があって、出来たり出来なかったりする。いまこの世界では人間が自然を痛めつけている状態なのだから「出来ない」ことの方が大きくなるのは当然だ。大洲のように温暖で恵まれた地域でも入荷が少ないということからも推して知るべしだ。
それはさておき。
組合長、いよいよですねぇ、、、
僕らが今回仕事として担当した加工食品部門の陳列も着々と進んでいる。愛媛県の直売施設における弁当売場で欠かせないものは各種の寿司。海苔巻きやいなり寿司などがズラッと並ぶ。その価格は驚くほど安く、そして東京で同等品を食べるのと比べると極めて美味。
あの衝撃の「かに飯」も入荷! これは水産業をいとなむ大野さんのものだ。
その近くに別のかに飯も入荷。
こちらは料理屋・ホテルを経営する「西川」さんのもの。どちらも400円程度の価格だが、もくず蟹がぎっしり入ってるので、むしろ安い。 大洲に来たらこのかに飯をくわんと帰れませんよ。
漬物類の冷陳にも続々と品物が入荷。季節柄、タケノコ水煮がどこどこと出てきている。ちなみに今年はタケノコの大きさがデカイ。これは全国的なトレンドなのだろうが、、、
上川さんの絶品の粕漬け。
下坂鶴子さんのじゃこ天!
この人のじゃこ天・じゃこカツがまた旨いのだ、、、
ちなみに上の写真に貼ってあった「セレクト愛たい菜」という金色のシールに注目。これまで実施してきた、生産者が出品する商品を持ち寄って味見を視会う「味見会」では、生産者自身が美味しいと思うものに投票をする仕組みを導入した。そこで上位入賞した方には、賞品ひとつに「セレクト愛たい菜」シールを貼る権利をもつことができる。
つまり、賞品にこのシールが着いていたら「出荷者たちが認めた、美味しいもの」である。ぜひ参考にして欲しい。
林節子さんのチーズケーキもセレクト商品だ。
おーっとここであの衝撃のタレ「ばかたれ」発見!
しかも「あほタレ」もあることに注目。
これが、しょうゆと味噌を地元の梶田商店のものを使い、化学調味料を使わず酵母エキスにしたプレミア商品だ。
小川さんとも無事遭遇。
タレ好きはぜひ買って欲しい。
森みつこさんの巻き羊羹。
地元ではだれでもしってるこずえちゃん弁当も入荷!
あの絶品ベーグルも入荷!
先日の味見会で無事、セレクト商品に認定!大洲の素材が一杯入った、健康志向&旨いベーグルだ。
ギノー味噌さんが、大洲の野菜で作ったオリジナルドレッシング。
さて、いよいよオープンだ。外に出ると、信じられないほどの人が並んでいた!
くす玉が割られ、オープン!
みよこの人混み、、、
実は開始20分ですぐに入場制限。満足に商品を見られないほどの密度になってしまったのだ。
午後、もう商品がほとんど残っていない!
おかげさまで、この日の売上は計画を大幅に上回るものでした。ご来場いただいたお客様に感謝です。オペレーションが悪くてご迷惑をおかけしました、、、これから改善されますので、また足をお運び下さいね。
スタッフの皆さまお疲れ様でした。心から、おめでとうございました。
ではこれから宮崎二泊3日いってきまーす
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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