愛媛県松山市の飲食シーンが面白い! 自分の出会いを積み重ねていったら自然に地産地消型の店作りになったという「青空食堂」は佳い形!

2010年3月 1日 from 出張

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さる大洲の夜、初めて大洲の外に出た。愛媛一の都市と言えば松山市だが、実は大洲市と松山は高速を使えば1時間弱だ。実は大洲市は愛媛県の中予と南予の結節点なのである。

「どうしても連れて行きたい店があるんですよ!」

と連れて行ってくれたのは、大洲市で醤油の醸造業を営む梶田商店の若頭である梶田君。愛媛の面白い飲食店とはびしばしと繋がっている。例えば最近有名になりつつあるラーメン周平が使っている醤油はここの「巽」(たつみ)である。

「その周平君もなかよくしてるネットワークで、いま松山で熱い飲食やってるやつがいるんですよ!」

というのがここだ。

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■青空食堂 
http://www.noukano-honki.com/index.html

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入り口にはお約束の緑提灯がかかっている。これって一つ星なの?4ツ星なのかな?

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「ここのメニューはですね、食材すべての来歴・出所を店長が把握してるんですよ。そんじょそこらにある、ちょろっと何品目かだけ地産地消ってのをはわけが違うんです!」

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ふうんそうなんだ、と思いながらメニューをめくると、たしかにスゴイ! なんかメニューも全部自分のところで内製で作っているようだけど、深掘りしまくった内容だ。

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地産地消という陳腐化してきた言葉ではなく地恵地楽というコンセプトを謳っている。

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はい、本日のお野菜だそうです。

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カーボロネロにオータムンポエムに紫コールラビに紅芯大根などなど。はい、もうすべて食べたいのでバーニャカウダーとかなんでもかんでも持ってきてください。

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ちなみに僕は最近、外食時に酒を飲まなくなりました。だって酒でカロリーを取るよりも、その分料理を一皿食べたいからね。

ここではいよかんやポンカンといった愛媛の柑橘ストレートジュースを頼むことが出来る。

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突き出しに出てきたのが野菜の炭火焼き。これ、突き出し?お店のほうがすっげーめんどくさそうなのに、佳くこんなの出すな、、、しかも塩が5種類でてくる。個人的にはこういう、いろんな塩で味わってくださいというのは苦手(どれがなにに合うのかをズバッと店が決めて出すべきだ)だけど、突き出しでこれはすごいね。

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愛媛のひめっこ地鶏と同じ品種の鶏を また違う育て方してる農家さんからとっているという三点盛り。もちろん鮮度よし。ごぼうの唐揚げも旨し。

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長ネギの炭火一本焼き があるのでお願いしたら、席で外皮を剥いて、キッチンばさみでちょきちょきと切ってくれる。いや、手がかかるね、ここのホールスタッフさんは大変ですよ。

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純白の卵焼き。まさかこめたま?と思ったけど、米は与えてないようだ。

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ふんわりまとまった優しい食感。

さて味わっているとこの青空食堂グループを手がけている坂東一輝君の登場。(写真左です)

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なんと僕と彼は初対面ではなかった! ほんっとに昔、堀江君と二宮清純さんとじゃこてんツアーをした際に、道後温泉近くにあったぎやまんカフェという店をやっていたのが彼だったのだ!ぎやまんカフェ、覚えている。すっごくカッコイイ建物。そしてこの店のように、愛媛中のいろんなところから集まった野菜や素材。なるほど、彼だったのか!

嬉しくなっていろいろ食べてしまった。

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彼おすすめのじゃこ天はもちろん炭火で炙る。

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この後、わさびを載せてバクリと。

特製の「さつま 」もよかった。

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ホントはこんにゃくがはいるのだけど、抜いてもらった(笑) 

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豚しょうが焼き石鍋ご飯。

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実に僕のようなガッツリ系向けである。

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そして、本日のパスタ。

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黒キャベツとベーコンをトマトでとオーダーしたら、とてもいい感じ。

青空食堂、恐るべし。坂東君、いいセンスしてるね! これからも、大洲市だけじゃなく、松山の飲食事情をアップしていこうと思う。