2010年2月19日 from 出張
なかなかにイカシタ韓国家庭料理の店CUCCAを出て、白龍のある通りを行く。
県庁が近くにあるこの辺には飲食店が集まっていて、あるいみ繁華街。で、そこから本当の繁華街へと歩く。
「にっかつビルっていう、タクシーの運転手さんにきけばすぐにわかるビルがあって、そのビルがある横町に5軒、うちの店が連なってるんですよ!」
とコラゾン工藤君がいうのだ。歩いて8分くらい、酔いの中継地点にちょうどよい距離にその店があった。
「ここはもうB級立ち飲み屋という感じで作ってるんですけど、そう見えてかなりいい感じのつまみを出すようにしてるんですよ!」
店内にはサラリーマン集団もいれば、キャバクラ勤務がはねました、というようなおねーさんまで雑多な層が話に華を咲かせている。
飲み物メニューにのっていた「金魚」ってなに?と思ってオーダー。
赤トウガラシが浮いた、甘くてピリッとする焼酎割り。
「飲み始めと飲み終わりで、トウガラシから香りが滲み出てくるんで味が違うんですよ!」
うむ、たしかに徐々に、辛味ではなくトウガラシ類独特の甘い香りが出てくるような気がする。
で、この店、侮れない! なにってつまみ類がかなり気が利いているのだ。
串揚げとメンチカツ。厨房を覗いたらフライヤーがあって、その場でシュワシュワ揚げていく。それがかなりのスピードで出てくる。
お好みちくわ天は、紅ショウガと青のりがまぶさって、本当にお好み焼きチックな香りがする天ぷらだ!これに山盛りについてくる塩をぱらぱらとかけて、、、たっぷりかけても塩辛くない。ハイボールが飲みたくなる味だ。
この店は、佐助豚という岩手県北の銘柄豚の新鮮な肉が供される。コラゾンカンパニーで契約取引をしているからだが、最高なのは生きのいい内臓が食べられることだ。
モツ煮込みは赤と白がある。赤は味噌煮込みベース。
こちらが白だ!
ビールのあてには赤がいいが、モツの味を愉しむなら断然白だ!驚くほどに上品に煮込まれている。モツ臭の苦手な人もこれなら大丈夫だろう。GABANの粗挽き胡椒が一緒にくるので、数口たべたらこれを振る。違う味が愉しめる。
いや、ほんと旨いね!
それにしても安いなぁと思うが、その分ポーションは控えめ。だからとにかくいろいろ頼んでつまんで、呑んで、というコンセプトだ。
ところでこの店、時間帯にも寄るけどチャーミングな女の子達(ときにイケメン男子)が料理を出してくれるのが嬉しい。
「じつはねやまけんさん、うちのグループは店長が売上報告を、ウィルコムのW-ZERO3でやるんですよ!」
え?マジ?
なんと!初代W-ZERO3からメモリ容量をアップグレードした機種である。これで、EXCELを使った販売管理シートを作って、晩のうちに各店の店長がデータをメールで送信。翌朝、工藤社長が各店から届いたデータを集計して数字を管理しているのだそうだ。
ウィルコムについては残念なことに会社更生法の適用となった。しかしこれはPHS技術やW-ZERO3といった時代を切り開いてきた技術が否定されたわけじゃないぜ。あ、工藤君、PHSの通信サービスはきちんと継続されるので、安心して使い続けてくださいませ。
ところで、実は昨日の晩も盛岡泊。(本エントリのこれまでの写真は一週間前のものだ)
当然、行きました。短角牛の相棒、杉澤君と県の高橋さんと、うちあげ。
佐助豚のタン刺身食べました。
厚切りハムカツにはたっぷりソースをかけて。
豚にんにく串揚げ。今日僕は誰ともキスできないお口の香りです(笑)
実はこの日一番感動したのがポテトサラダ。頼んだら、業務用のパックに入ったものではなくて、なにかしらいろいろぶち込まれてた旨いのが出てきた。こういう部分が、地味に感動を呼ぶのである。
さて次のエントリでようやく冷麺について書けそうだ、、、
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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