初めてこの鈴木果樹園を訪れたのは2005年だから、もう4年が経過したのか、、、早いものだ。上野家族写真の前列右にいる長男の子が、僕の前で「びえっくしょん!」とものすごいくしゃみをした際に、長さ30センチくらいの長ロングな鼻水をデレーっと鼻から垂らしたのをみて、大爆笑したのを思い出す。昨日のことのように鮮やかにその映像が浮かんでくる(笑)
そんなこたぁどうでもよくて、今年もこの、山形県朝日町の和合平地区のリンゴをオーガニックサイバーストアで販売する。
先日、鈴木君からサンプルが送られてきた。かぶりついてみて絶句した。
「不味い、、、」
和合平のフジはパキンとした食感にほとばしる果汁が特徴なのだが、フカッとした柔らかな食感。しかも蜜の入り方がとても薄く、「蜜入り」として売るには難しいと思われるものだった。
どうしよう、、、これは販売を中止するしかないな、もうすでに注文が入っているものについては、お詫びして返金処理をしようと思いながら、鈴木君に連絡をした。
「いやぁ、やっぱりわかりました?あれはね、色味のサンプルとして送ったもんでね、旨く無いのわかってる樹のやつなんですよ。おなじフジなんだけど、樹が新しいの。だから、いつもの味じゃないんす。いつものやつは今週もぐから、すぐ送ります!」
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおいいいい!
人を試さないでくれよ、、、
翌週に送られてきたものを割ってみた。
あの、スパキッという食感、ジュクッと染み出す甘やかな果汁。うん、これだよ。これならちゃんとお薦めできる。
ということで、旨いリンゴ、できてます。
どうでもいいことだけど、鈴木果樹園のお母さんが、誰かに似てるなぁ、と思っていたら、料理研究家の枝元なほみさんにそっくりなんだよな、、、(笑)
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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