雪降る山形村の、新井谷のおじちゃん家での暖かなひととき。 やっぱり熊の肉はこの世で最高峰に旨い肉だぜ!を再認識したのであった! その2

2009年11月 9日 from 出張,農村の現実

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素晴らしき短角牛のポトフの余韻を味わっていると、やおらマタギのウチマギさんが立ち上がる。

「熊肉、食べっか。」

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

干し肉だけじゃなくて、生肉もあるのぉおおおおおおおおおおおおおおお?

とにかく、みな知らないだろうけど、熊肉ほど旨い肉なんてないんだぜ!?興奮、興奮!

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みよこの一本肉!

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これは「背肉」だそうだ。いちばん旨いぞ、との由。丁寧に筋と薄膜を取り除く。そしてスライス。

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DSC_2936 これに清酒「久慈川」をトポポと注ぎ、しばし和える。マタギの料理だけど、実に丁寧に和える、和える。

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DSC_2941 そこへすり下ろしたニンニクを投入。

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醤油も投入して和える!

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結構長い時間をかけてニンニク酒醤油を揉み込んだのを、薪ストーブの火で炙る!

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いやぁーーーーーーーーーーーーーーーーーー

もうここから先は写真、撮ってませぬ。だって喰うのに夢中だから!

「う、うめぇ!」

「やわらっかいねぇ~」

「いままで喰った熊の中でもこりゃ別格だね」

という声が乱れ飛ぶ。お腹いっぱいになってる人達ばかりなのに、この熊肉は飛ぶように売れていく! これほどに旨い肉は、本当に出会ったことがない!

いやーうちまぎさん本当にご馳走様でした、、、

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〆は、安家地大根のおろしをのせた、あたたかな蕎麦。

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この辺の蕎麦は、豆腐と玉子をつなぎにしたもので、一度に沢山打って茹でてしまい、玉にしておいたのを、あたたかい汁に入れて温めて食べる方式のが多い。それがまた、旨い。蕎麦は茹でたて、とかどうでもいいやぁ、と思ってしまう、優しい柔らかさなのだ。

こうして世は更けていったのである、、、