島根県は長~い県。だからいろんな食材・文化が点在してる!安来市はドジョウすくいの町ではなく、楽しい食文化の町であった! その1 中海ブルーベリー園

2009年8月 6日 from 出張,農家との対話

島根県安来市より招聘を受けて、地域の食品関連事業者さん達をひたすら巡り歩いた。安来は鳥取の米子に隣接する県境の市だ。文化圏もどちらかというとそちらより。だから地域の人達は笑いながらこういう。

「安来市には空港が二つもあるんですよ。出雲空港と米子空港、どちらも同じ距離なのでね!」

これは本当。ある意味、非常に恵まれた土地である。

車で30分ほど走って、大規模干拓地に造成された中海ブルーベリー園へ。

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測量業者さんが、雇用対策にと始めた農業ビジネスなのだけど、なんと最近、にわかに本業の仕事も多くなり、人手不足でてんてこまいしているという。それはいい話だ。ハイブッシュ系を中心に5種類程度のブルーベリーを計2000本ポット養液栽培している。いきなり2000本とは非常に大きな規模で驚く。

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写真のように、根の必要量までに伸張できる程度のバッグに土を入れ、点滴チューブで養液を適量流して生育させる方式だ。永年果樹として植えるとその場から動かすことが難しいが、これなら適宜移動させることができる。

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あいにくの曇天続きと雨が続いていることで、味は若干淡かったが、十分に美味しい。品質的にはOKだが、「とにかく人手が足りません!」ということだった。

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ブルーベリーは難しい作物だ。鮮度が要求されるし、イチゴほどの需要はまだ開拓できていない。ただ、栄養成分もあり、観光農園として人を呼べる作物だ。企業参入とはいうものの、かなり純粋に運営を進められている。今後を期待したい。

さて、お次は僕の大好きな、アレだ!

(つづく)