2009年7月 4日 from カメラ
本の原稿締め切りで大変なことになっているのに、ほんとうに迷惑なものが届いてしまった(笑)
オリンパスから発売された、マイクロフォーサーズ機。従来の一眼レフカメラから、レフレックスつまりミラー機構をとっぱらってしまったことで、ボディ・レンズともに薄型・小型化を可能にした規格だ。
ニコンのフルサイズ機であるD700があまりに素晴らしいので、もしかするともうオリンパスとはさよならかな、と思っていたところにこいつの発売である。しかもこれまで買い集めてきたオリンパスのレンズ群が、アダプターを経由するとこのボディでも使える。
だったら、まずは試さないとね、とオリンパスのオンラインショップでぽちっと推してしまったのである。
購入したのは「全部入り」セット。つまりボディとパンケーキレンズ、標準ズームレンズ、そしてビューファインダーのセット。また初回予約のみだが、サンディスクのSDHCカードと、特製のレンズキャップが着いてくるというものだ。
発売前から人気が高かったのが、この激薄のパンケーキレンズであるM・ZD17mmf2.8というレンズだ。ホント小さいのがおわかりだろう。あ、ちなみに僕の手は普通のひとより小さいのでわかりにくいかもしれないけど、、、
こいつをつけるとこうなる。
なんだか、D700でこれを撮影しながらふと思ったのだけど、こんなに小さくて軽いと、こう持って親指の腹でシャッターを押すという撮り方も出来てしまうな。こんなのも。
それほどに軽いのだ。じつはオリンパスのカメラ関連の掲示板などで事前情報が飛び交う中で、「思ったより重い」という声が結構あがっていたので心配していたのだけど、これなら全然軽いよ!
ちなみにマイクロフォーサーズのレンズは、D700と同じ35mm版に換算すると2倍の焦点距離になる。ので、このレンズ17mmは二倍して34mmという焦点距離になる。35mmは、若干広角気味になるが使い勝手の佳い、スナップ用レンズだ。おそらくこれは意図的にこの焦点距離を狙ってきたな、と思う。
もうひとつのレンズが標準ズーム。14-42mmf3.5-5.6だ。
どのメーカーも、初心者向けエントリモデルのレンズキットには、安価な標準ズームレンズを付属させる。それなりの写りとしかいいようがないものが多いが、オリンパスの標準ズームはかなりいい描写をするものだ。例えば過去ログになるけど、下記エントリの写真は付属の標準ズームで撮影している。
■2007年05月14日
買ってしまったぜオリンパスE-410! ここ最近の写真は実はこいつで撮影していたのダ!
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2007/05/e-410_1.html
これだけ写れば文句ない。で、これをマイクロフォーサーズ規格用に設計しなおしたのがこいつだそうだ。交換式レンズとしてはめずらしい沈胴式レンズで、回すとびよーんとレンズが繰り出される。
個人的に喜ばしかったのが、SDHCカードの採用だ。これまでオリンパスはxDピクチャーカード という、もう誰も使わないよそんなの!というカードを採用していたのだ。ソニーのメモリースティックも存在意義がわからんメディアだけど、xDは遅い!最大容量が小さい!というアホらしいメディアだったので、これは本当に喜ばしい。
通常のフォーサーズ規格のカメラのほうも、今後はSDHCで行ってほしいものである。
まだ充電も終わってないので撮影はあまりできてない。けど、とりあえず外部ストロボを使っての撮影サンプルをば。
ファインダーがないのでライブビューを覗きながら構図を合わせるのがまだ慣れない。画質などはもっと使い込んでから評価したいと思う。
でも本当の楽しみはこれからだ。今買うともれなくフォーサーズレンズをこのマシンに着けるためのアダプターがプレゼントされるのである。それで、オリンパスの優秀なレンズ群をつけて遊びたい、、、続報を待つべし。
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