京都「千ひろ」三度目の楽しみ

2009年5月 6日 from 出張

DSC_1446

実は京タンクロの会の前に、昼食を松本大策さんと一緒にいただいた。大策さんにはいろいろとお世話になっているので、ご馳走しないと!ということで、バードコート野島さんに連れて行っていただいた「千ひろ」のお昼をお願いした。

DSC_1376

DSC_1463

菜花と稚アユの酢味噌で幕開け。

DSC_1394

DSC_1396

この前菜をみて、酒を飲みたいという気分をぐっとこらえる。うーむ拷問である。この日最高だったのは、新鮮なホタルイカを叩いたこれ。

DSC_1400

DSC_1405

まさに日本酒の燗が呑みたくなる味だったのである!

いつものお刺身は、極上の鯛とタイラギ貝。

DSC_1412

そして絶品のマグロ。

DSC_1417

「ええ時期に間に合いましたなぁ」

と出してくれたのが、タケノコの椀。とてつもなく美しい、体液と親和性のある出汁にタケノコがつかっているのが、贅沢だ。

DSC_1428

奥にあるのは卵豆腐、とおもいきや、ごま豆腐の要領で卵を葛で固めたもの。驚きが美味しい、、、

DSC_1431

DSC_1433

DSC_1438

コシアブラとエビのかき揚げ。コシアブラの香りがとても強い!

このコシアブラ、どこの?と聴くと、若い料理人さんが「私の家の近くの野生のを摘んだのを分けてもらいまして、、、」と、見 せてくれる。

DSC_1445

DSC_1444

松のような強い香りとプリッとしたエビの食感がいい。

そして分厚いカレイの焼き物。エンガワからジュジュジュッと清冽な脂がほとばしる、素晴らしい白身だった。

DSC_1446

DSC_1450

DSC_1453

分厚く切った鯖の酢の物。ここの鯖は超・旨し。

そして締めは、本番にはまだちょっと早いけど、ウスイエンドウの豆ご飯。

DSC_1459

いろんな豆ご飯があるけど、ここのは豆をたーっぷり入れた王道。薄く塩味のついたウスイ豆が実にほっくり炊けていて美味しい。おもわずおかわりをいただきました。 あと、写真に取り忘れたけれども、千ひろは香の物がやけに美味しい。できれば香の物もおかわりしたかった。

DSC_1462

恒例のフルーツジュースで〆。
前日までに予約しておけば、夜と同じクオリティで昼を楽しむことができる(お値段も同じだけどね)。次はハモの時期にいこうかな。ごちそうさまでした!

 

■撮影データ

ボディ:ニコンD700
レンズ:AF-S24-70mmF2.8

本来なら60mmマクロで撮影した方がよかったと思うが、この日は荷物を少なくするために、24-70mm一本だけしか持参していなかった。24-70mmだと、もう少し寄れればと思うシーンも多いが、望遠端の70mmの描写は非常にいいので、引きの写真は満足。

千ひろでは写真は「どうぞどうぞ」と言ってくれるのだけど、さすがに他のお客さんがいるときはストロボは焚かない。この日、昼は僕らだけだったのでストロボを使わせてもらおうかと思ったけど、白木のカウンターに無粋なものを置くのもなんだな、と思い、地明かりだけで撮影。ISO感度を上げてF4~F5.6くらいがちょうどいいところかと思う。

実はこの店で地明かりで撮る場合、オリンパスのE-3に25mmF2.8のセットで撮るほうがキレイに撮れる。何でかな、、、