大学院を卒業した後、都内某所に勝手に畑を開墾してしまったりとゲリラ的に栽培をしてきたけれども、ここしばらくはプランターでちょいっと野菜を植える位になってしまっていた。そこに、ある集まりで神奈川の端の方にある真鶴に、小さいながらも農園を借りることになり、責任者となって畑の面倒をみることになった。
週末に作業するだけでもなんとか収穫できる稲作とは違い、野菜はすくなくとも週に3回は面倒をみてあげなければならない。夏場のキュウリやナス、トマトなどは毎日足を運んであげないと収穫が追いつかない。ので、班分けして頻度高く畑の面倒をできるようにして、携帯電話の写真などで現況報告をしてもらい、遠隔で僕が作業指示を出すという方法でやってみた。
そうしたら、いくつかの作物はうまくいかなかったものの、ことのほか美味しく収穫できた野菜も多く(スイートコーン、冬ニンジン)、今年はもっときっちりやることにしたのである。
昨年11月に種を播いたスナップエンドウが大量に実を生らせていた。これは僕が生まれて初めて栽培した野菜なので、とても好きな作物だ。
畑でとりたてのスナップエンドウは、生でそのまま 囓っても十分に甘い!
この日は夏野菜の定植。トマトとナスを12株ずつ植える。先月中に、畝になる部分を60cmくらい掘り、堆肥と骨粉、菜種油かすを入れてなじませてある。この上に高めの畝を立ててビニールマルチを張り、そこへ定植。支柱を合掌造りに立てて作業終了。
若い連中がおぼつかない手つきで農作業をしていると、地域のプロ農家の人達は関心を持つようだ。
「うちの畑に遊びに来いよ」
と、おじさんが山の上の農園に誘ってくれる。着いたのは、真鶴半島を見渡せる絶景の茶園だった。
この辺でも製茶の工場があるのかと思ったら、あるのだそうだ。品種はほとんどがヤブキタ。一番茶が順調に育っていた。
さて今年の作付けは上手くいくだろうか。本当は家の近くに畑がほしいものだけれども、まだまだちゃんと野菜を世話する時間をとれそうにない。こういう生活もいつまで続けようか、考えてしまうなぁ、、、
■撮影データ
ボディ:オリンパスE-3
レンズ:ZD25mmF2.8
久しぶりにE-3とパンケーキレンズの組み合わせ。あっさりめの色を出すニコンD700と比べるとコッテリはっきりした絵になるけど、いい感じだ。ハイライト部分が白飛びするのさえなければなぁ、、、
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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