2009年1月 2日 from 日常つれづれ
どうぞ今年もよろしくお願いいたします。
今年も初詣は地元の富岡八幡宮。
周辺は大混雑だったが、比較的はやく参詣できた。
そして、おせちはこれまた恒例になってきた、支那そば「晴弘」でいただく。
晴弘の大将は、実は某有名日本料理屋さんで40年も板前を務めてきた人だ。それが退職後に「ちばき屋」で修行をして支那そばやを始めたという異色の経歴。だから、実は支那そばだけを食べて帰るのは非常にもったいない。メニューの一面を埋め尽くす多彩なサイドディッシュを端から攻めていくのが、この店の楽しみ方だ。
正月期間は、おせちの黒豆、栗きんとんなどが並ぶ。これがまた実に旨いので試してみて欲しい。写真の黒豆はショウガ入り。ピリッと引き締まった風味に、黒豆のふっくらネットリゆであがった官能的な食感が実にマッチする。
そして三浦大根で作るふろふき大根。
あったら絶対に注文することにしている、春菊とトマトのサラダ。醤油ベースのドレッシングが絶品。
しかしこの日最も感動してしまったのは、ここに8年間も来ているのに初めて見つけた「マッシュルームサラダ」だ。
こんなの、あったっけ?と漏らすと、おかみさんが
「うちの主人がマッシュルーム大好きで、いつも河岸で鮮度の佳いものがあると買ってきて、自分で作って食べてるんです。でも、いいものがないと出さないので、いままで出会わなかったのかも知れませんね」
というので、速攻で注文。
うおおおおおおおおおおおおおおおお
旨い!
生のマッシュルームの、なんともいえぬシコッとした食感と香り。それに絡むフレンチドレッシングの絶妙な甘さと酸味。いやぁ こんなメニューがあったのに知らなかったとは、晴弘ファンとして失格だな。心底マイッタ。大将の引き出しはあまりにも多いのであった。
〆は、海老ワンタン塩そば。
この店のスタンダードな味は醤油だけど、最近僕は塩そばばかりいただいている。具が変わるのだ。ごらんの通り、チャーシューの代わりに牛タンを柔らかく茹でたもの。丁寧に処理されたキクラゲ、ユリの花、そして香菜の茹でたもの、メンマに海苔。これだけでも贅沢なのに、本当にきっちり作られた海老ワンタンが5つも載っている。僕はこれを別皿で醤油と豆板醤でつまみに食べながらソバを啜る。
満足。
いい年始でした。
今年もがっちり食い倒れしていきたいと思います。
カレンダーをお送りした方々からメールをいただきましたが、結局100通以上いただいてしまっていて(汗)なかなか返信できず申し訳ありません!
今年の食い倒れ日記もそろそろ始動していきたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします!
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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