2008年10月22日 from 日常つれづれ
初鹿野さんにご馳走していただいた馬肉丼のエントリで、このブログ1500記事目を迎えました。
マイルストーンをどのように刻んでいくかは人それぞれですが、2003年の7月から始まっているこのブログも、5年と3ヶ月になるわけです。一時より更新頻度は落ちましたが、仕事でもないのによう書くなぁ、と自分でも呆れます。
でも、このブログを書くことが、人生最大の息抜きになっているのです。
最近、そうしたつれづれを書いていなかったな。
ここんとこ半年くらい、超・繁忙でした。
おかげさまで「日本の食は安すぎる」が順調に版を重ねて、いま4刷り目です。本の評判がなかなかよくて、色んなところから講演の依頼をいただくのはいいのだけども、これまで以上のオーバーペースで受けてしまい、基幹業務である農林水産関連の調査が進まず、クライアントさんに大迷惑をかけてしまっていた。そのプロジェクトもようやく先頃に終息して、一息つける状況になったわけです。
11月一杯までは過密スケジュールが続きますが、思い切って12月、1月、2月は自分のための充電期間にすることに決定! と思っていた矢先に、雑誌の仕事が二本入りそうなので、それほど休めないかもしれない、、、
でも、下期にはまた新しいチャレンジをしようと思う。
チャレンジというのは、写真についてのことだ。
過去からずっと読んでくれてる人は、最近のこのブログを「写真ばっかりじゃねーか!」と思うだろう。とはいっても昔から画像が多かったけどネ。
2005年に4×4マガジン社から、初めての食い倒れムック本を出したときに、編集者さんに「やっぱり一眼レフで撮ったほうがいいよ」と言われて、キヤノンのEOS KISS Digital Nを買って以来、グングンとカメラの面白さに目覚めてしまった。
昨年から全システムをオリンパスのE-システムに刷新してからは、写真への熱の入れように拍車がかかってしまった。週刊アスキーの連載で、プロカメラマンの八木澤さんと一緒に仕事をすることで、プロがどんなライティングで撮っているのかを間近でみることができたのが、最も大きなポイントといえるだろう。あのひとときで得たモノはでかかった! オリンパスのカメラは、都合3台所有している。デジタル一眼レフで最小・最軽量のE-410(上の写真はそのレンズキットで撮影)、その後継機のE-420、そしてプロ向け上級記のE-3だ。
レンズは標準ズーム二本、超広角レンズ、マクロレンズ二本、魚眼レンズ、望遠レンズと、僕の用途で必要なものはほぼ買ってしまった。会社のもうけをかなり写真関連の製品につぎ込んでいる。アホか、と笑いたくなってしまう。
今年も利益は少し出そうだから、またカメラにつぎ込むことになる、、、そこで、新しいチャレンジをしようと思うのだけど、失敗したら恥ずかしいので、それがうまく定着したら、ここで報告しよう。
写真の傾向も少しずつ変わってきていると思う。
以前はとにかく食べ物の写真を撮りたかったけれども、2006年後半ごろから、食べ物を造る人を撮ることも、同じくらいに好きになってきた。
割と自分でも好きになれる写真が撮れているなぁ、と思ってよーく考えてみたら、なんのことはない。運のいいことに、篤農家さんや素晴らしい技術をもった生産者さんとの出会いに恵まれているからだ。そうした人からは目に見えない力が溢れている。誰が撮っても決まるはずである。僕は運がいいのだ。
それにしても、忙しくなりすぎると、ハプニング的に出会う被写体は多くなるけれども、自分が「これを撮りたい」と思うものを自由に写真撮れないというつらさがある。
だから、今年度下期は、あの茫洋とした、何もやることがないといってもいいくらいに時間があった、独立後間もない頃の気分に戻ってみたいと思っている。
そして、それはブログを書きまくる、ということを意味している。何でだかわからないけど、ブログを書くことは何字になっても全く辛くないのである。
1500記事到達。次回は2000記事目にまた何か書きたいものだ。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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