2008年9月16日 from
きれいなライムがぎっしりと詰まった箱が、和歌山の「サンライズみかんの会」の津田君から送られてきた。
レモンとは全く違う、爽やかで何となく奥ゆかしさのある風味を持つライム。国産品があるということを知らない人も多いだろう。国産品は当然、輸入品にくらべれば少し高い。けど、味にかんしていえば、全くもって段違いである。
柑橘類で最も重要なのは、適切な状態に熟していることではないかと思う。イタリアで食べて、あまりのみずみずしさ、甘さ、そして立ちのぼる香りに死ぬほどビックリしたタロッコオレンジは、輸入段階では湯に浸けて衛生上の問題を処理し、そこからまた一定期間を経て日本にやってくるので、日本で食べると信じられないほどにスカスカのマズイものになってしまう。
ライムについても同じだ。国産だと「農薬をかけてる回数が少なそう」とか「防かび剤を使ってなさそう」とかいう感想を持つ人が居るだろうが、そんなのより断然「味がいい」のである。大分のカボスもそうだが、出荷前まで樹上に置いてあるから、果汁にうま味が溜まる量が、輸入と比較すれば多いということなんじゃないかと思う。
我が家では、タイ料理でよくみかけるような切り方をして、全ての料理にシュッと絞っていただく。味噌汁に柑橘を搾るのは大分カボスで教わったけど、ライムでも旨い。
しばらくはライム漬けになりそうだ、と思ったら、今朝 事務所にカボスが届いていた(笑)
まだグリーンの柑橘を味わういい季節だ。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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