2008年7月29日 from
この間の帯広のエントリでラーメンサラダのことをちらっと書いた。
ラーメンサラダとは、茹でた中華麺を水で冷やし、水を切ったのを野菜サラダと一緒に盛りつけて、ドレッシング(ゴマベースが一般的なようだ)で全体を和えて食べるものだ(と認識している)。北海道ではだいたいどの居酒屋に入っても食べることができるこのメニュー、僕は帯広で大好きになってしまって、よく食べるようになった。
そうしたら、上記のエントリを読んだ「望月製麺所」の社長である泉田さんから、どさどさっと北海道産小麦を使ったぜいたくなラーメンサラダ用の麺・タレセットが送られてきたのだ!
「ラーサラ三郎」というポップなネーミングのこの製品、ラーメンサラダのポータルサイトなるものから飛び出したプロジェクトの商品らしい。そのラーメンサラダのWebはこちらだ。
■ラーサラ三郎
http://www.ra-sala.com/
で、内容物はこのとおり、中華麺とごまドレッシング。
この麺、北海道産小麦100%で、ホクシンと春よ恋という二品種をブレンドしたものだそうだ。ゴマドレッシングにもきっちりこだわったということで、さっそく家で造ってみた。
とりあえず野菜ばっかりだが、、、
レタス・キュウリ・ミニトマト・人参・タマネギスライス・モロヘイヤの湯通しタタキ。
ちなみに僕が毎日、肉肉肉!な日々を送ってると思っている人もいるようだが、実際いは自宅で食べるのは圧倒的に野菜です。家に来たらわかるよ。
さてここにドレッシングをかけていく。
あとはもうかき混ぜて食べるだけだ。
あのですね、一言で言って、
「極めて旨い!」
モチモチして、きっちり粉の香りもする道産小麦の麺は実によい。ゴマドレッシングは見た目よりこゆい味で、しっかり野菜などの素材にも味をつけてくれる。野菜はきちんと水気を切っておくのが吉だな。やっぱりラーサラは実に最高。
こちらは同じく道産小麦100%使用のざるらーめん。スープがきっちりとラーメンスープの濃縮版になっているのがポイント。
みよ、この見事な麺!
群馬の「だんべうどん」のときにも書いたけれども、僕はこれから、国産小麦の復権が始まると思っている。どうしたって海外産の小麦の価格高騰がおさまらないのだから、国産へのシフトは進むだろう。しかしそれだけじゃなく、やっぱり用途によっては国産小麦の方が旨いということになるはずだと思っている。
北海道の空知では、ホクシンに続く新しい小麦品種が育成されていて、さぬきうどんに使われているASW(オーストラリアン・スタンダード・ホワイト)に対抗できるくらいのポテンシャルがあるそうだ。これについては9月か10月に観に行ってみたいと思っている。
ざるラーメンももちろん旨い! 気持ち、もう少し濃縮スープの量が欲しかった。そしたら、麺を食い終わった後に、ゆで汁を注いで割りスープとかできるでしょ。泉田さん、どうでしょうか。
送ってもらった御礼をしようと電話したところ、なんと偶然にも業界の会議で東京にいるとのこと!そして翌日14時の飛行機で帰るという。実はその日、僕も14:55発の飛行機で広島に向かうところだったのだ!ということで、銀座の蕎麦「流石」にて邂逅。
泉田さん、すげー面白い人だった。どっちかというとデザイナー系の出身。奥さんの生家が製麺所だったということで、北海道の登別にて製麺所を切り盛りする。商品開発やPRなどは、ほぼ泉田さんが考えているのである。
流石の蕎麦は気に入ってもらえたようでよかった。僕は明日、いただいた道産の蕎麦を茹でます。
泉田さん、ご馳走様。ラーサラ、最高ですよ!食べたことない人はぜひ通販で買って試してあげてください。これからは国内産の原料を、高くても突っ張って使っている業者さんを応援してあげなきゃいけない。でもそれは悪いことじゃない。だって単純に旨いんだから。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
本サイトの著作権はやまけんが保持します。出版物・放送等に掲載される場合はご連絡を下さい。トラックバックはご自由に。