2008年7月17日 from
本ブログでもかなり以前から濃密に登場する産地の一つが、北海道は十勝平野の農協組織であるJA幕別町だ。過去ログをみれば、ここでの水先案内人として必ず出てくるのが岡坂さんとノムさん。思えば、前の会社にいた頃に出会っていたのだった。当初は農林水産省のプロジェクトを手伝っていただいたのだが、彼らにとってはなんらメリットのない、大変な作業をおつきあいいただいた。それ以降、つかず離れず、いろんな面からおつきあいが続いている。
しかし、講演に行ったのは初めてだ。呼んでくれてどうもありがとうございました。(とはいっても6月の話です) この日はノムさんは、全国から集まる市場関係者の対応に大忙しだったので、岡坂さんと成田さんがお相手をしてくれた。この店は、彼らとうち解けるきっかけとなった「蕎麦 いつき」。幕別町の蕎麦もまた旨い。ここで僕は鶏肉ゴボウ蕎麦&豚丼のセットを2人前くらい喰って、課長(当時)をあぜんとさせ、それをきっかけにジリジリと仕事をおつきあいいただけるようになったのである。
あのときの「喰うことで俺の記憶に残ったのはお前が初めてだ」という言葉が忘れられない。 これがその思い出のとりゴボウ蕎麦である。北海道ではやっぱり暖かい蕎麦が旨い。 岡坂さんが今担当している、長芋の新品種である「わねんじょ」のとろろ蕎麦。普通の長芋よりも純白度が高く、なによりひげ根が一切ないつるつるてんの長芋。糖度が若干高く爽やかな味なのである。
講演終了後、帯広市内で飲み直し。
帯広の居酒屋に必ずあるメニュー、それはラーメンサラダ。 これが存外に旨く、いつも頼んでしまう。おそらくラーメンもゴマドレッシングも全て業務用で同じモノが出回っているんだろう、どこでくっても同じレベルの味で、逆に安心。 〆はいつもどおり、夜の町の中心街にあるロイヤルビル1Fの立ち食いそば屋にて、天麩羅カレー月見うどん。 この店のカレーはなぜか激うま。ご主人の奥さんが家で仕込んでいるらしいが、普通の家庭風カレーなんだが、実に滋味溢れる旨さなのである。 バターの不足が続く中、十勝ではチーズの方に力が入っている。 チーズ工房NEEDS
http://needs-kashiyuni.com/
よくある、パンチのない味のチーズかと思ったが、ハードタイプのはコクがあり、カマンベールタイプのものもきっちりと個性があって美味しかった。カチョカバロはこれから食べます。ご馳走様でした!
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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