2008年4月 7日 from
既報の通り、豊洲界隈では貴重な、大衆系ガッツリ中華「秀栄」が、ビバホーム二階の専門店街にて復活を遂げた。
今日は朝から原稿を 書いて、11時からの開店には何が何でも行こうと思っていた。11時過ぎ、空が曇り雨が降る。僕の家からビバホームまでは自転車だと10分かからないが、歩きだとちょっと時間がかかる。うーんと思っていたのだけども、11時30分くらいには雨がやみ、陽が差してきた!
ビバホームの入り口からすぐエスカレーターに乗って2Fへ。くまがや書店が入っているので僕の本があるかどうか新書コーナーを観るが、無い!残念なり。
専門店街の奥、ポポラマーマの隣に、新生「秀栄」は開店準備をしていた。たくさんの花が贈られている。僕もおくっとけば佳かった。
店の前のベンチに座って待っていたら、前の店でも居たお姉さんが「あっ 来てくれたんですね」と声を掛けてくれる。程なくして、マスター登場。
「まあまあ、お店ん中、入っててください!」
「本当にね、細々とやらせてもらいます。居抜きで借りてるところだから、厨房も昔使っていたのと違うし、最初からやり直しですから、同じようなスピードで出せるかどうかはまだまだこれからです。昔は息も合ってて、きちんと動線も造れてましたけど、新しい店なんでまだこれからです。」
開店準備があわただしい中、店の中を見回す。前の店ほどではないけど、席数はかなりある。厨房があまり広くないようだけど、二名がグワングワンと鍋をふるう感じだ。
「やまけんさん、ナス味噌でいいんだね?」
はいよ、それと回鍋肉も!
「ええっ?ホイコーローもナス味噌も同じ味噌味だから、違う味付けにしておくよ!」
とやおらグワングワンと鍋を振り始める。
あのナス味噌炒めがまた眼の前に運ばれてきた、、、佳かった。また秀栄のメシが食えるぞ!
もちろん味は同じだ!皿はちと前の店とは変わったようだけど、白飯をぐんぐんと食い進めることができる濃い味ベースは変わりなし!
ホイコーローじゃなくてオイスター醤油ベースのキャベツ豚肉炒め。これも味噌味にしてたら、確実に白飯二杯が必要になるところであった!
「あっと、スープスープ!」
まだスープの準備ができてなかったりと、きちんとワークフローが店の人たちの中に確立されるまでに少し時間がかかるかもしれない。でも、いくらでも待とうではないか!
それにしてもめでたい。最近、いい話があんまり聴かれなかった飲食店事情だけども、こうしてまた復活する店もある。世の中捨てたもんじゃない。
小林マスター、ぜひ今後も頑張ってください! あとはこの店で、息子さんの笑顔がまたみたいものだけれども。 Wish you were here という感じですな。
とにかくおめでとうございました!心より御祝い申し上げます。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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