2007年12月 3日 from 出張
先週は火曜日からずーーーーーーーーーっと出張。
全国的な栗の名産地である岐阜県の恵那市にて、抱腹絶倒の旅をしてきたのだけれど、これは週アスブログで詳しく書いていきたい。
んで、帰京して休む間もなく、土曜日朝から山形県の鶴岡へ。
それにしても庄内地方って遠いなぁ。東京からたっぷり4時間。でも、そのおかげで車中で溜まっていた原稿を書き始めることができた。載る前に週刊誌とか買わないのが、仕事に集中するコツだな。新潟駅で特急いなほに乗り換える時に、日本農業新聞の友人にバッタリ会う。なんとこちらも友達と鶴岡に温泉三昧に行くと言う偶然。
その際に買った「鮭の焼き漬け弁当」が実に旨かった。鮭で有名な新潟の村上の弁当メーカの手によるものだが、醤油ベースのタレに漬け込まれた鮭がメインのおかずとなった弁当で、この鮭が実に白飯を食わせる推進力を持っている!鮭の隣に鎮座していた、いまどき珍しいほどに分厚い厚焼き卵も程よい甘さで美味しい。文脈違いの蟹クリームコロッケと、ニセモノ感溢れる漬物類だけは改善してほしいけど、ご飯は炊き加減が絶好の美味しいコシヒカリで、久しぶりに満足した弁当だった(写真はありませーん)。
さて鶴岡に到着。
弁当は食ったけど、あれは旅のおやつということで、農業新聞の友人を連れて昼飯を食いに行く。
鶴岡駅からタクシーで1メーターの農家レストラン「菜ぁ」へ。タクシーの運ちゃんに「”なぁ”って店識ってます?」と聴いたら「ああ、わかりますよ」ということだったので、この辺でも有名なのだろう。
店に上がると、女将である小野寺美佐子さんと久しぶりの対面だ。相変わらず素敵に綺麗な人である。
美佐子さんとは面白いご縁で繋がったのだ。4年くらい前に、僕の母校が出している雑誌で、日本の農業を今後どうするというテーマの座談会に呼ばれた。そのメンバに美佐子さんがいたのだ。農家民宿や産直野菜の活動を展開している美佐子さんのことを僕は識らなかったのだけど、ただならぬ人だなと思ったものである。しかも庄内弁に特有の、「~のぅ、のぅ」という語尾のふんわりした話し方に心が和み、くせになってしまうのだ。
その後、庄内への出張の際、会って呑もう!と言うことになったのだけど、仕事上のトラブルで急いで帰京しなければならなくなったりで、昔ながらの大きな小野寺家を農家民宿にした「母屋(おもや)」にゆっくり泊まることが出来たのは昨年のことだった。それ以来だから、ちょうど1年ぶりの再会だ。
菜ぁでの夕食はコース料理になるのだが、昼ご飯は魚か肉の定食。
この日の魚は優しい味の鯖の味噌煮定食だったけど、何と言っても小野寺家の米が最高に旨かった!
美佐子さんの夫君である小野寺喜作さんは、有機農業かいわいでは識る人の多い農家さんだ。もちろんなんちゃって有機ではなく、JAS有機の認証を取得した、大地を守る会などに出荷する、レベルの高い生産者さんだ。その米は、食感、甘味だけではなく、深い味わいを伴ったものだ。元来、米とは複雑な味の食べ物なのだ。
何気ない白菜の煮浸しも旨いが、柿をさいころ状に切ったものを大根おろしと甘酢で和えたこの一品がなんとも美味しかった!
それにしても、、、
試用で借りているオリンパスE-3を持って来たのだけれども、、、
なんてすごいカメラなんだ!
今回の写真すべてそうだが、綺麗な日差しだったので、フラッシュなしの撮影だ。
E-410なら白飛びを起こしてしまいそうな輝度のシーンでも、きっちりと階調を保持してくれている。
しかも全体の精細感がすばらしい。
もうすでに、買うこと決めました。
そのレポも含め、お伝えしたいと思う。
さて、再会してゆっくり話しをする間もなく、すぐさま僕は山形大学鶴岡キャンパスで開催される「在来作物研究会」のフォーラムへと向かったのである。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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