2007年8月 7日 from 食材
種子島の長野センセイから、パッションフルーツが届いた。
長野センセイは、種子島出身で、ハワイ大学卒業後にNYでバリバリ働き、NPOなどを切り盛りしていた女性である。その後、故郷の種子島に帰り、町議となって現在に至る。種子島の至宝・沖ヶ浜田の黒糖の最大の理解者であり支援者である。
亜熱帯植物であるパッションフルーツの樹は種子島あたりではきちんと結実してくれる。
また、比較的作りやすい品目であり、無農薬での栽培が可能である。今回送ってくれたのも、無農薬(おそらく無化学肥料でもある)だ。
このパッションフルーツ、種子島や奄美大島では「時計草(とけいそう)」と呼ばれている。
昔、奄美大島に旅行に行った際に、その辺の八百屋の店先に、45リットルのゴミ袋大のビニール袋に一杯これが詰められ、2000円とかいう捨て値で売られていたのをみてビックリした。高級フルーツ店でみかけるのとは大きな違いがそこにある。
それにしてもパッションフルーツの実は、エロチックである。
いま、エロティックと書いてから、まてよ”ティ”より”チ”の方がなまめかしいな、と思って書き直した!
そう思わんですか?
さて極めて強力でユニークな香りを持つこのドロッとした果肉を、スプーンですくってそのまま味わうのも旨いけど、いまじぶんであれば果肉を潰して炭酸で割って飲むのがまた旨い。
パッションスカッシュ、一杯目は砂糖の入っていない炭酸で割って飲む。
二杯目は三ツ矢サイダーで割る。
そういえば最近、東北ではローカルなメーカが作るサイダーが流行っているらしい。確かに岩手のコンビニでも5種類くらいの瓶入りサイダーが並んでいた。こんど二戸にいったら全部買ってみよう。
そんなことを思いながら厳しい暑さをこうしてしのぐ日々である。
長野さん、ごちそうさまでした!
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