2007年7月 5日 from 食材
今年も最重要イベントの一つを無事、終えることが出来た。
それは、らっきょうの甘酢漬けの仕込みである。
可能な限り、保存食は自分で仕込みたいと思っているが、なかなかそうもいかない。
しかしらっきょうは、大好きであることと、市販されている安いものはほとんどが中国産であり、飲食店で(特にカレー屋さんで)国産らっきょうを使っているところなどほぼ皆無だから、自分で漬けるしかない。
漬ける時は必ず、大地を守る会の泥付きらっきょうを買う。らっきょうのごとき土物は堆肥などの有機肥料を使っているものの味が抜群によくなるからだ。これを塩水で一週間、荒漬けする。一週間後、水で塩を少し抜き、上部と根をカットし、鱗片を一枚分ペリペリ剥がして、煮沸消毒した広口瓶に詰めていく。
例年、甘味の少ない酸味の強いものにするのだけど、今年はちょっと甘味が勝ったものを作ろうと思い、富士酢の米酢2に対して粗糖を1.5、酒を0.5、水1の割合で調味液を仕込んだ。これを沸かしたのを一晩おいて、広口瓶を満たす。
ちなみに2Kgあると、カレーの時にだけ食べていれば余裕で一年持つ。
ともかくこれで一安心だ、、、(ちなみに客人が来たときには、けちってらっきょうを刻んで出すことにしている(笑))
左の瓶は、梅シロップ。和歌山の津田君から、紀州の南高梅が送られてきたのだ。梅酒を漬けても我が家ではほぼ飲まないので、氷砂糖を詰めてシロップに。
一ヶ月後には、ピクルス用のコルニッションきゅうりを生産者さんから送ってもらい、ピクルスを漬ける。
ビバ保存食!なのである。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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