2007年7月30日 from 首都圏
いやー ほんとにいい天気で佳かった。それに尽きる土曜日だった。
東京バルバリで屋形船一艘借り切りでの隅田川花火大会。いつもは一人1万円くらいの屋形船乗船料金が、花火の日は25000円になってしまう。それにプラスして小池シェフの特製お重付きで10000円という高額のイベントなので、ほぼ集まらんだろうと思っていたら、結局船は満杯。景気の見方がよくわからなくなってきたのである。
それにしても屋形船の乗船はなぜか木場~門前仲町あたりが多いため、地元住民の僕としては本当に嬉しい。ほぼ2年ぶりの浴衣姿で船着き場に向かったのである。
集合・乗船はなんと午後3時。
花火大会の日は船が場所をとるのが先着順なので、早めに出るのだ。だからこの時点ではまだ全然、明るい。花火が始まるのが夜の7時だから、4時間たっぷり時間を潰さないといけないのである。
しかーし!
最大の時間つぶしアイテムがこれ、小池シェフの特製お重である。きけば前日から徹夜で作っていたという、、、その品書きも凄まじい内容だ。
レバーパテ
あぐーバラ肉のリエット
大山鶏モツ煮込み
自家製バゲット
宮崎牛ヒレ肉グリル夏野菜添え シェフのフォンドヴォーと飯尾さんのお酢ソース
奥久慈卵焼き
かも麩とキュウリとミミガーのさっぱり
オマール海老のチリソース
カンパチの甘酢マリネ
おちか産イサキとお米のサラダ
ホタテ・生ウニのオーブン焼きアメリケーヌソース
宮本さんの新奈良漬け
炭火で焼いた鰻とフォアグラのテリーヌ
個人的にはこの日最大の獲物がこの鰻とフォアグラのテリーヌだ。
脂っこそうな二つの素材だが、テリーヌには油脂がたっぷり入っているものが多く、違和感なし。実に旨い一品だった。
今帰仁村あぐーロースのメンチカツ
短角牛のバロティーヌ ルイジアナの香り
西崎ファームバルバリー鴨 甘味噌で
ヴァンデ産小鳩のつくね
ホロホロ鶏と縮緬キャベツ煮込み
イベリコ豚シューマイ
大沼さんのジャガイモサラダ
ゴボウのコンソメ煮浸し
これも個人的に気に入ったのが、イベリコ豚シューマイ。そんなんにイベリコかよ!
おいなりさんシェフスタイル
新サンマとゆかりご飯の太巻き
このおいなりさんが、なんと中身はカレー酢飯。その場ではみんな「うーん、、、」と微妙な顔をしながら食べていたが、余ったのを貰って帰って翌日食べたら、落ち着いて非常に美味しいおいなりになっていた!
とまあこんな感じである。
これに屋形船で供される刺身・前菜・つまみ類・深川飯・天ぷらが付くのだ、、、って、普通の人なら食えるわけがない。
本当に、この特製お重を食べきったのは僕ともう一人しかいなかった。
そのもう一人とは、ブログ「食い道を行く」で有名なヒロキエさんである。ブログで見せている怪人ぶりをこの眼で見せていただいて楽しかった(笑)
ちなみに僕はこのお重と刺身一通り、深川飯、シェフのいなり寿司数個と太巻きを食べた後、余っていた特製お重をもう2/3程度食べました。
ちなみにこの日、屋形船から出た深川飯は、白飯にあさりの吸い物をかけるというスタイル。
これが実に旨かった。船のおねーちゃんに聴いたら、これが最初のスタイルだったのだそうだ。
船に揺られて酔ってしまった人など多数出たが、なんとか集合場所に到着。
ようやく始まった花火大会。
花火自体は見応えがあったが、ちょっと距離があったかな。
迫力は、東北の北上花火大会や、長岡の花火大会のほうがあるかも。
まあしかし、6時間物長丁場を舟の上で一緒に過ごした皆さんとの思いでが一番。
皆さんお疲れ様でした!
東京バルバリの皆さん、徹夜で素晴らしいお重を仕込んでくれてありがとう!
ごちそうさまでした!!
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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