チャウエンビーチ”Will Wait”のハンバーガーと青い空、そして日本

2007年5月21日 from 出張


この5日間の短い旅の中で、3回もリピートして食べたものがある。ひとつはパッタイだけど、もう一つはなんとハンバーガーだ。もちろんマクドナルドやバーガーキングではない。チャウエンビーチにあるWill Waitのバーガーだ。

ウィルウェイトはサムイ島内にいくつか店があるので、サムイを旅した人ならけっこう識っているだろう。ずーっと昔からある店らしく、10年前に来たときにたまたま手に取ったパンフ(英語)にすでに「老舗」みたいな紹介をされていた。

この店で何が有名かというと、実はパンだ。
ちなみにタイのパンはなかなかに旨い。ホテルの朝食ビュッフェで好きに切ってトーストで焼いて食べるパンのレベルがむちゃくちゃ高くて驚いてしまう。ヨーロッパ人、とくにドイツ人、フランス人、イタリア人など、パンにうるさい国の人たちが大挙して押し寄せてくるからそれに合わせてのことなのだろう。

で、ここウィルウェイトはベーカリーレストランである。タイ料理も出すし割と美味しいけど、今回ここで食べて旨かったのがこともあろうにハンバーガーなのである。

しっかり焼かれたハンバーグパティをバンズに挟んだだけのものにキュウリとトマト、オニオンのスライスがついてくる。好きな具を足し、ケチャップと好みでマヨネーズをかけ、挟んでかぶりつくだけだ。

こいつがやけに旨い!
まずバンズが違う。全粒粉ではなく精白されたパンだけど、日本のファーストフードやハンバーガーショップで出てくるような、ふんわり柔らかいものではない。ガシッと食い応えのある硬さで麦の風味も香るしっかりしたものだ。思わず持ち帰りで日本に持って帰って来たくなったほどだ。
ビーフパティは、とにかくギシッと香りの詰まったもので、赤身中心の肉を使っていることが明白だ。そもそもタイで霜降り牛肉はあるんだろうか? だから、肉そのものの旨み、香りがつよくて佳い。

実は滞在中、他のベーカリーレストランでもハンバーガーを頼んでみたのだけど、やはりウィルウェイトが一番旨かった。 ウェイター君達の愛想は最悪だけど、それにも関わらず3日も足を運んでしまったのだった。

滞在中、実はあまり撮影をしていなかったのだけど、最終日はスコールもなく晴天が続いたのでホテル内を撮影して廻った。

それにしても、このバカンス前に買い求めたオリンパスE-410には心底、惚れこんでしまった。

晴天時に屋外で撮影をすると、イメージ通りの抜け上がり感をもった絵に撮ることが出来た。

早朝の、いい予感に満ちた、湿った空気の感覚も切り取ることができたような気がする。



ただしホワイトバランスの調整だけはかなり苦労した。
晴天時に晴天モードに合わせるのはバッチリだったけど、まだ太陽が落ちきらない時に白熱灯下で写真を撮影するときなど、かなり変な色に染まってしまう。仕方がないので白い紙で手動ホワイトバランスをとろうとしたのだけど、なぜか緑がかってしまう。
まあ、それには困ったけど、もはや手放せないカメラになってしまった。

タイに来て悔しくなるのが、信じられないほど安く買えるトロピカルフルーツだ。
マンゴーやパイナップルが、日本で食べるそれとは全く違って旨いということは前にも書いたけど、どうあがいても日本で採れない熱帯フルーツをむさぼり食ってしまう。

ランブータンなんて、スーパーでたっぷり1キロ買っても28バーツ(今回のレートでは100円くらいか)だ。


マンゴスチンだって200円くらいで一山買えてしまう。
このマンゴスチンの、赤紫色の外皮と純白な中身のコントラストはいったい誰がしくんだものなんだろうか。あまりの美味しさに卒倒しそうになってしまう。このまま温暖化が進めば日本でも作れるのか?いや、それはイカン、、、でもできれば毎週食べたくなってしまう。


とまあ、こんな感じで最終日の午前中をビーチで過ごし、仲良くなったご年配のドイツ人カップルに別れを告げて帰国の途についた。


日曜日午前8時半、無事に成田到着。

いやー
佳いバカンスを過ごさせていただきました。
さて仕事と食い倒れの日々に戻るぞー
岩手編もまた書くぞー

日本語入力方法を教えてくださった皆様に再度御礼申し上げます。
ありがとうございました!