2007年5月25日 from 首都圏
ちょっと前に、このブログを読んでくださっている人から「東京で買える、おみやげ物によさそうなものを教えてもらえませんか?」というメールをもらった。おみやげにするのね、どうしようかなぁと思いながら、八竹の黄身寿司を提案した。どうやら喜んでいただけたらしくて佳かった。
八竹のお寿司は関西系の押し寿司や茶巾ずしが中心だが、何と言ってもキラーアプリは玉子の黄身を使った、甘やかで美味しい餡がのったりと乗っている黄身寿司である。
光りもの好きには堪らない、コハダ・アジ・サバの三者そろい踏み、いや青い三連星なのである。
コハダは酢がきいており、味も一番細やかで好きだ。
アジは三者の中で最も柔らかくクンナリとした食感が色っぽい。
サバはガシッとコクがあり、食べた感が強い。
その魚の個性と酢飯を、甘やかな黄身餡が柔らかくまとめてくれる。もう絶品ですわ。
そういやこの黄身寿司を初めて食べたのは、バードコートの野島さんと、嫁さん(当時未婚)の呉服屋に浴衣を仕立てにいった時のことなのであった。懐かしいなぁ、、、
いまも嫁さんがあちこちに行くときのお使いモノとして八竹を使うのだけど、喜ばれなかったことはない、という。そりゃそうだよな。
八竹 明治神宮前店 (はちく)
渋谷区神宮前6-29-4
03-3407-5858
無論、押し寿司も美味しい。
生粋の大阪の人からすると押し寿司としてはインパクトが弱いという人が多いようだが、関東の人間にはわりと受け入れやすい味なのかも知れない。
じわじわと湿気多く、暑くなるこの時期、酸味がある食べ物が吉なんである。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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