2007年2月26日 from 食材
古くからのお付き合いである茨城県の超・優良種豚場の鹿熊(かくま)さんの豚肉を、とある雑誌関係者が食べたいというので、家でトンカツをすることにした。
そうしたら、出張先とかいろんなところで養豚業者さんとお会いすることとなり、「じゃあうちのも試してよ」というのが続出。結果、5種類の豚を食べることになってしまった、、、
食べたのは、
茨城県・鹿熊種豚場のデュロック
山形県置賜郡・タナカさんの米沢三元豚(LWと、秘密の品種を掛け合わせたもの)
福島県のエゴマ豚
神奈川県B畜産のLWD
宮城県のA社のLWB?
である。
ここでは、それぞれがどうのこうのという話は控えておくが、子豚の段階で選び抜かれた素質のよいものを、餌に細心の注意を払って飼養管理された鹿熊豚はやっぱりダントツの味だ。もう一つ、先日の山形県の赤湯もうでの時にお会いした田中さんの米沢三元豚のポテンシャルもすごかった。LWにある品種を掛け合わせているというが何なんだろう?非常に興味深い。それと、福島県のエゴマ豚。栄養価が高く、生理作用を向上させるエゴマを食べさせることで差別化しているわけだが、端麗ながらコクのある肉質で、非常に好感が持てる。
あと2品種については名前を伏せて居るとおり、まずまずという感じだった。
「いやー 豚ってこんなに味が違うんですね!」
とは編集者さん。
やはり豚も品種・餌・育て方で大きく変わるのです。
しかし、しばらくはもうトンカツは要らないな、、、
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
本サイトの著作権はやまけんが保持します。出版物・放送等に掲載される場合はご連絡を下さい。トラックバックはご自由に。