カブについて、京都大学農学部の大石センセイからのご指摘。なんと呼称が変わっていた!

2006年12月22日 from 食材

先のカブのエントリでの解説について、京都大学大学院 農学研究科の大石センセイからご指摘アリ!

大石は、上賀茂の生産農家さんの母屋に家を借りて、毎年極上のスグキを漬け込む手伝いまでするという、根っから農業に頭からはまりこんだ研究者であり大学のセンセイだ。そして俺の大切な盟友でもある。

で、何かというと、こういうことらしい。

ところで今日のカブの話。 東洋系と西洋系という区分は、種皮型に基づいた区分で、たしかに一昔前はその区分名を用いていたんだけどその後研究がすすみ、現在では東洋系→和種系という表記に変わっていってます。

というのも東洋系の原産地とされていたアフガニスタンで、どうにも東洋系が見つからずA型という型は、どうやら日本にしか存在しないとわかってきたからで す。
なのでA型→和種系という呼び名に。

もっとも和種系が、本当に日本古来の在来種なのかどうなのか、という点は実は未解明なのです。カブは輸入された野菜、という説が一般的なので、じゃあ和種型はいったいどこからきたの?という話になるのですが、そこんところが、よくわからない。

この問題、スグキもA型なので、ルーツ探しに大きく関係するんだよね。

ぬぅ~
こういうことがあるからほんとにうっかりものを言えない。失礼いたしました、、、大石センセイ、ご指摘ありがとう!
農学の最新教科書を買い求めたくなりました。