2006年10月11日 from 食材
種子島を訪れたときにお会いした、あの印象的な黒糖を産み出している沖ヶ浜田をバックアップしている市会議員・長野広美さんが上京された。
「朝に獲れたキビナゴを持って行きますから!」
ということで錦糸町・井のなかにキビナゴを持ち込んで、板前の五十嵐君に「はいよっ」と渡して早速捌いて貰った。
「うわっ この辺で市場で仕入れるキビナゴと全然違いますよ!これはものすごく身がしっかりしてる、、、これがキビナゴなんだなぁ、東京で食べるキビナゴと現地のものじゃ、品質が違うってことがわかりました」
という五十嵐君の感想通り、そのキビナゴの透明度は素晴らしいものであった。
昨晩はカメラを持参していなかったので、それから一日冷蔵庫に置いておいた状態のものを撮影したのが上の写真だ。1日たってもギンギンに照り輝いている。
サバきかたは簡単で、カタクチイワシと同じように手で腹をしごき割って内臓と背骨を取ると、頭も抜ける。開いたものを水洗いしてペーパータオルで水気を切って、醤油だけで食べてみた。
うーん、、、
一日たってもこんなにフレッシュな鮮度なのか!!!
確かに東京の料理やで酢味噌和えなどで出てくるキビナゴなどとは全く違う、フレッシュな風味だ。いつも感じていたキビナゴ臭さは、実はあれは鮮度落ちの臭いだったのだということを確認してしまった!
十数匹を手開きにしたものが、瞬く間に胃の腑に消えた。食後感もすっきり。素晴らしい味覚である。
しかし、開く努力が必要。それがネックだな。
長野さん、ごちそうさまでした、、、
また種子島に、今度はゆっくりと行ってみたいものだ。そろそろ安納芋の季節だしね、、、
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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