2006年8月 8日 from 農家との対話
小野寺美佐子さんからだだちゃ豆をおくっていただいた。小野寺さんは山形県の鶴岡市で農業と農家民宿を営む女性で、この世界では有名なひとである。
■過去ログご参照のこと
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2005/09/post_620.html
先日、農協組織である全農庄内に講演に呼ばれたとき、ちょっと離れてはいるが美佐子さんの宿に泊めてもらうつもりだった。しかし東京に戻らなければならない一大事が発生してしまい、急にトンボがえりせざるを得なくなったのだが、そのとき彼女は空港まで駆けつけてくれたのだ。情の厚い美人女将。はやいとこ宿に泊まりに行きたいんである。
その美佐子さんが電話で言うのだ。
「やまけんさんが前に載せてくれただだちゃ豆の写真は美味しくなさそう!今度いちばんいい時期のを送るから、もう一回載せて、のぅ。」
最後の「のぅ」というのが、どうやらこの鶴岡あたりの方言で、関東では「ねぇ」というのに対応刷ると思うのだが、美佐子さんの「のぅ」は実に味わい深い響きをもっているのだ。
ということで改めて届いただだちゃ豆を茹でる!
一口食べて、叫んでしまった!
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお 旨い!」
なんと味の濃い、そして茶豆特有のあの芳ばしい香りの強い豆なのだろうか!
美佐子さんはJAS有機の認定を取得した米も栽培しているので、ということは有機肥料中心の肥培管理をしているはずだ。このだだちゃ豆の濃い味と香りは、土壌と肥料に由来するものだろう。絶品である。
美佐子さん、ご馳走様でした!
可能であれば9月くらいにそちらに伺いたいと思います(8月中は無理っぽいです)。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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