2006年7月27日 from 食べ物の本
一つ前のエントリの茄子食べ比べ会用の茄子調達に走っている。賀茂茄子はれっきとした京都の上賀茂から調達できそう。巾着茄子も、小林さんの畑が復旧できるかどうかはわからないが調達は可能。水茄子も大丈夫。そして新潟と山形の小ナスを引っ張る予定。定員にまだもう少し余裕ありますのでぜひご参集下さい。
さて
表題の、東京カリ~番長・水野仁輔さんから新刊をいただいた。
カレーの法則―スパイスマジックでつくる 水野 仁輔 日本放送出版協会 2006-07 by G-Tools |
よい本だ、、、
何がよいかというと、カレーの構成要素というか方程式を簡潔にこう定義しているからだ。
(素材+だし)×スパイス+隠し味=カレー
僕は農産物の味を決定づける方程式を
品種×産地×栽培方法
としているけど、カレーの場合はこうなのかと、参考になった。
またスパイスの使い方についても「スパイスマジック」なる独自理論を展開しているので非常に参考になった。水野さん、分析が好きというか、非常に理論的にカレーに向き合っているのである。
しかし何より良いのは、料理写真はほとんど彼自身が作ったカレーが写っていることだろう。
以前お会いしたときが、たしかこの本の制作中だったはずだ。
「毎日NHK出版のキッチンスタジオでカレー作ってますよ」
とおっしゃっていた。
魂の入った本だと思う。さっそく週末は我が家もカレーだな。
水野さん、献本ありがとうございました!
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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