2006年7月 3日 from 首都圏
僕が住む木場をすこし南下すると、塩浜・枝川という地区がある。枝川には、知る人ぞ知るコリアンタウンがあり、舌の肥えた地元民が通う焼き肉屋が密集している。中でも大喜はけっこう有名なので、知っている人が多いだろう。
数年前に木場に超してきてから、友人に教えてもらって始めていった時には、「すげー旨い!」とビックリしたものだ。特徴としては、モミダレのみでつけダレがないということが挙げられる。日本の焼き肉店では、モミダレをきっちり揉み込む派と、お客に出す直前に肉をカットして、モミダレを軽くかけるだけという店に分かれる。後者は肉質を重視しているのだろうが、韓国では肉にタレを揉み込み、1日以上寝かせることが多い。僕もタレはあらかじめ揉み込んで熟成させた方が好きだ。そして大喜では、ご覧の通り揉み込んだ肉を食べることができるのである!
久しぶりにガッツリ肉を食べたいと思ったので、嫁さんと歩いて枝川までいってみることにした。ちなみに予約は必須だ。この日も「遅くならないと入れないよ~」ということで8時半に入店。
■大喜
東京都江東区枝川1-11-12
03-3647-8256
特上ハラミと特上カルビを頼むと、期待通りの揉み込み肉がやってくる。うれしいのは、サシが入りまくった肉ではなく、赤身とサシのバランスのよい肉を使ってくれていることだ。
厚みがあるのでしっかり焼き目をつけて、サンチュにキムチと味噌とともに包んで頬張る。ギュッと噛みしめると、脂ではない肉汁がデュっと染み出てくる!きちんと熟成された肉の旨みと香り、モミダレとごま油のこってりした風味が口の中を満たす! やっぱりつけ込み焼き肉が一番旨いと思う瞬間だ。
赤身肉が好きならば、特上シリーズを頼む必要はない。通常のハラミやカルビで十二分に旨い。またホルモン系も処理がよく旨いので、頼んでみることをお勧めしたい。
あと必須なのがチョレギだ。この生野菜サラダにまとわせているドレッシングはちょっとまねできない、最高の味だ。
順序が逆っぽいが、ユッケも注文。ユッケに使うのは脂が一点もはいらない赤身肉だが、甘めのタレとあいまっていうことない旨さだ。これをどんぶり飯にのせて食べたくなる味なのだ。
塩浜・枝川には焼き肉の名店が多い。どこにしようかと迷うことが多いのだけれど、ここぞというときにはやっぱり大喜に足が向いてしまう。書いているうちにまた食べたくなってきてしまったのであった、、、
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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